| スタートライン |
「先生、もっと練習しましょう。特に基礎ですよ。基礎!」
昨年度の吹奏楽コンクールの出番を終えて、半ば放心状態でいた私のもとへ、2年生全員が興奮ぎみに近寄ってきた。また、過呼吸になりながら練習に取り組んだ生徒が、「楽しかったです!」と、満面の笑みで伝えにきた。最初に脱落すると思っていた生徒である。
結果は銅賞だった。しかし、部員全員がこの結果を、仲間や審査員、そして顧問である私のせいにしなかったことが、何よりも嬉しかった。
赴任した8年前。なんて音楽が聴こえてこない学校なのだろうと感じた。音楽の専科でない私が、この学校に音楽をと、今思えば、無謀これに極まりない挑戦の幕開けだった。
赴任2年目に音楽部顧問となった。幽霊部員2名を呼び出して部員募集をさせた。集まってくれた生徒たちと、音楽室の清掃、さびやほこりだらけの楽器を磨くところから始まった。次の年は20名入り、今度は楽器の工面に頭を抱えた。
ところが、ほんとうに大変だったのは、物理的なことではなかった。部を運営することの難しさと、それに何より、顧問としての力量、知識、そして人間的魅力の乏しさに落ち込む毎日だった。
私自身の部に対する悩みが、迷いが、鏡のようにバンドに、そして音に表れた。自分勝手な言動や休みたがる行動。いろいろ言い聞かせても、全く生徒の心に届かなかった。
「先生、指揮の勉強をしっかりやってください。見ていてイライラします!」
と、中学時代、西関東大会に出場した生徒から言われたことがある。
生徒に育てられ、ここまで来ることができた。目標を高く掲げても、真剣に耳を傾け、さらなる高みをめざして練習する生徒が、たまらなく愛しい。
そのバンドを今年の3月で手放すこととなった。そして4月から新潟県立高田商業高等学校の吹奏楽部顧問となった。初めから音のある環境と、当たり前に受け入れてくれる部員たちと、今までもこれからも大切に支えてくださっているもうひとりの顧問の先生に、心から感謝したい。
やっと、ほんとうの意味で、吹奏楽のスタートラインに立てた気がする。
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栄光の架橋/ゆず

この曲は熱い気持ちを盛り上げてくれます!!今年はオリンピック年。この曲もレパートリーにくわえてみては。
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ゲゲゲの鬼太郎【ユーフォニアム/テューバ四重奏】

ゲゲゲの鬼太郎を低音の魅力でアンサンブル。なかなかおもしろいアレンジなんでーす。
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交響詩「フィンランディア」

フィンランドの心と自然をこよなく愛した作曲家、シベリウスの代表作。
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TSUNAMI/サザンオールスターズ

サザンの珠玉のバラードナンバーなら、この曲。人は涙なしには、大人になれない。今年は是非演奏したい一曲です。
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TV「ごくせん」よりRoad of Gokusen

仲間由紀恵主演のドラマ「ごくせん」で使用されているインストゥルメンタル。義理人情にあつい教師「ヤンクミ」と不良の生徒たちとの奮闘を描いた学園ドラマだ。勇ましく、自信に満ちた壮大なスケールのこのテーマ曲は、吹奏楽にぴったりなのである。
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TBS「情熱大陸」メインテーマ/葉加瀬太郎

TBS「情熱大陸」のメインテーマを演奏している葉加瀬太郎は、POPS感覚をもちながら、素晴らしい作曲センスもありますね。この曲もアルゼンチンタンゴ風に始まり、サンバのリズムにのった情熱的なエキゾチックなムードに包まれたナンバーです。
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「崖の上のポニョ」宮崎駿最新アニメ映画

2008年夏公開の映画「崖の上のポニョ」。「人間になりたい」と願う金魚姫のポニョと、5歳の男の子宗介が活躍する。手書きならではの温かみのある画像は、ジブリならではといえるだろう。この主題歌は、児童劇団に所属する「大橋のぞみ」と、いわゆるおじさん世代の「藤巻直哉」によるデュエット。その年の差が娘と父のようで、ほのぼのとして実に可愛らしい。この吹奏楽譜では、後半に転調を設けて盛り上がる展開になっている。
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