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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.18(2003年12月1日版)

今回はワーナー・ブラザース出版の新譜紹介をしましょう。ワーナーの新譜には注目すべき曲が多くあります。

 1. Northwood: Of Might and Mettle(力と情熱)
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード4/6:46

この曲は1800年代後半の木こりの生活を描いた曲で、各部分にいくつかのタイトルがついています。はじめは「沼地の陽だまり」というタイトルで、ミステリアスな朝の風景が描かれ、アイルランド舞曲風な「キャンプを歩く」に続き、「木の伐採」へと展開していきます。そのあと「くつろぎ」と「オン・ザ・リバー」が続きます。ダイナミックで良い旋律を持ち、スミスファンには見逃せません。6分46秒でグレード4。序奏ではソプラノ・サックスのソロも聴かれます。ウィスコンシン州の雄大な森の生活を描いた力作です。

 2. From the Hills of Bristol (ブリストルの丘から)  
J.Bullock(J.ビューロック)作曲/グレード4/6:07

現在までで200曲以上の吹奏楽曲を作曲しているジャック・ビューロックのオリジナルで、6分7秒程の曲。現代的なハーモニーを用いながらも美しくドラマチックな旋律を持つ良い曲です。グレードは4。

 3. Seapower Fanfare(「海の力」ファンファーレ)
J.Brubaker(J.ブルベーカー)作曲/グレード3/2:22

海軍軍楽隊の主任編曲者のジェリー・ブルベーカーが海軍軍楽隊創立75周年を記念して作曲したファンファーレで、いろいろな機会に使えます。2分22秒でグレード3。

 4. Fantasia on an Irish Ballad(アイルランドのバラードによる幻想曲)
E.Del Borgo(E.デル・ボルゴ)作曲/グレード4/6:40

デル・ボルゴの新曲で、「キャザリーン・マーヴァニーン」というアイルランド民謡に基づく幻想曲。グレード4、6分40秒でフルート等の美しいメロディーにはじまり、ボルゴの曲としては大変旋律的で親しみやすく幻想曲というよりは変奏的な面白さを持つ曲です。後半のフーガも良いです。

 5. Kilimanjaro - An African Portrait
  (キリマンジェロ - アフリカン・ポートレイト) 
R.Washburn(R.ワッシュバーン)作曲/グレード5/5:59

この曲はロバート・ワッシュバーンの新曲で、アフリカの山「キリマンジェロ」を描いたもので、グレード5、6分程の曲。3つの楽章「草原」「人々」「マサイ・ダンス」の3つの楽章から出来ていて、グレード5らしい強力でかつ興味深い曲です。描写的でわかりやすいです。

 6. Celtic Carol (ケルト人のキャロル)   
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード4/2:35

ロバート・スミスの作品で、アイリッシュ・ダンス風なキャロルで、バックに「グリーンスリーブス」が出てくる面白い曲です。アンコール向き。

 7. The Star of Dream (夢の星)  

R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード3/6:37

ロバート・スミスの新曲で、グレード3とやさしめですが、6分37秒とコンクールの自由曲にも充分な長さを持つ曲です。古い西部の生活や精神を描いた曲で、打楽器や金管も活躍し自由曲に推薦できます。中間部には大らかな美しい旋律も現れます。

 8. Voices of the Thronateeska (サロナティースカの声)
R.Ford(R.フォード)作曲/グレード3/5:34

「サロナティースカ」はジョージア州を流れる川のインディアン名で、グレード3とは思えない程金管や打楽器が効果的に書かれ、風景を描写している強力な曲です。インディアン風な舞曲や、ゆっくりした美しい旋律も現れます。5分34秒。

 9. The Liberty Bell(リバティ・ベル)  
M.Story(M.ストーリー)編曲/グレード3.5/3:42

有名なスーザのマーチ「リバティ・ベル」。新たにマイケル・ストーリーの校訂で出版されました。

 10. Prairiesong (草原の歌)   
C.Strommen(C.ストローメン)作曲/グレード3/6:43

カール・ストローメンの作品で、トランペット、バスーン、フルート等いろいろなセクションでカウボーイ・ダンス風な旋律をつないでいきます。各パートを紹介するのに気がきいていて向いています。6分43秒。

 11. At the Apex(アペックスにて)  
J.Bullock(J.ビューロック)作曲/グレード3/5:40

ジャック・ビューロックの作品で、短調で劇的にはじまる序曲です。スパニッシュ風なテーマを持ち、どの旋律も美しいです。5分40秒。

 12. Heart of Darkness(暗の心)  
V.Lopez(V.ロペス)作曲/グレード3/5:59

ヴィクター・ロペスの序曲で、「Sea of Emotion」(感情の海)の中の1曲で、劇的な表情を持った良い曲です。内容としてはテロに襲われたアメリカ人の心境を描いた曲です。

 13. Cool Blues for Trombone(トロンボーンのためのクールなブルース)   
J.Ployhar(J.プロイハー)作曲/グレード3/2:13

楽しいトロンボーンのためのツービートの曲で、ジェイムス・プロイハーの楽しい作曲で、アンコールにも好適。2分13秒。

 14. Cell Phone Blues(携帯電話ブルース) 
J.Brubaker(J.ブルベーカー)作曲/グレード3/2:11

この曲も楽しいツービートで、途中で電話のベルが鳴ったりする楽しい曲です。アンコール向き。

 15. Sonatina for Band(バンドのためのソナチナ)  
F.Erickson(F.エリクソン)作曲/グレード3/4:35

これはフランク・エリクソンの古い曲の再版。4分35秒で、アメリカでは多くの州でコンテスト自由曲リストに入っています。アメリカのスクールバンド用の曲の古典ともいえる曲です。

 16. Incantation(呪文) 
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード3/5:23

ロバート・スミスの新曲で5分23秒。ドラマチックな序奏のあと、早い主部に入ります。この主部は短調で印象的です。中間部は明るく豊かで、再び主部にもどる三部形式です。中学校バンドの自由曲に好適です。

 17. Swingin' into Christmas(スゥインギン・イントゥ・クリスマス)
J.Ployhar(J.プロイハー)編曲/グレード3/2:02

プロイハーの編曲で、「ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス」等の有名で誰でも知っているクリスマスソングがスゥィングに楽しく編曲されています。

 18. Sorcery Suite(魔法組曲) 
J.Barnes(J.バーンズ)作曲/グレード5/12:08

この曲はバーンズの新曲で、次の楽章から出来ています。1.「少年と城」、2.「間抜けな猟場番人」、3.「魔法使いの巨人」、4.「毒薬の博士」、5.「空中でのゲームの空想」 全楽章で12分8秒、グレード5で「ハリー・ポッター」からヒントを得て作曲された曲でしょう。ファンファーレ風なフレーズから「少年と城」がはじまり、第2楽章はバスーンの伴奏にはじまるテューバのソロ、第3楽章はゆっくりしたミステリーな雰囲気、第4楽章はユーフォニアムの元気のよいソロからホルンやトランペットに移ります。第5楽章は半音階の動きからはじまり第1楽章の主題が華やかに再現されます。見逃せない曲です。



M8オススメ楽譜情報

「ポリス・アカデミー」マーチ
アメリカの警察学校を舞台にした1984年のスーパー・スーパー・コメディーです。昔の映画なのにかなり面白いのでぜひみてみてください(レンタルビデオ屋さんで借りるものが無かった時はぜひぜひ)。このテーマ曲がこのマーチで、もちろんメチャメチャ明るいです!!

交響組曲「パイレーツ・オブ・カリビアン〜ワールド・エンド」
パイレーツ・オブ・カリビアン・第3弾!中、上級バンド用の譜面です。

イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン)
ブラジル音楽を代表する作曲家、アントニオ・カルロス・ジョビンの有名なボサノバ曲です。それを、ロバール・フィアンガがバンドに編曲したものです。ハーモニーが新しく、手のこんだ編曲で、中級バンド以上のバンドのポップス・プログラムに絶好です。

サックス四重奏と吹奏楽の為のジャズコンチェルト
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本のサックスが活躍するジャズコンチェルト。ジャズ独特のフレージングがいっぱいでスウィングする名曲です。古き良きアメリカ映画を思い出させてくれます。楽譜にCD付(フル・パフォーマンス)。

古いアメリカ舞曲による組曲(グレード3)
カーナウ編曲、グレード3(中級バンド用)の譜面 。第1、4、5楽章が抜粋されています。

悪魔の踊り
ヘルメスバーガーの作曲。前半は木管が活躍する速い部分でたいへんエキサイティング。中間はゆっくりして3拍子になり、たいへん変化に富んでいます。コンクール曲におすすめ。

リベルタンゴ
現代タンゴの巨匠、アルゼンチンのアストル・ピアソラ。そのピアソラの代表作がこの「リベルタンゴ」。今では世界中のいろんなミュージシャンがこの「リベルタンゴ」を、これまたいろんなジャンルでカヴァーして大ヒットさせています。

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