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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.46(2004年9月4日版)

今年もバーンハウスの出版物は充実していて、2004年〜2005年度の新譜はヤング・バンド・シリーズ(初中級用)が28曲、コンサート・バンド・シリーズ(中上級用)が19曲出版されました。その中から今回ヤング・バンド用の曲を紹介しましょう。

 1. A Top a Scottish Highland(スコットランド高地の頂上)
L.Neeck(L.ニーク)作曲/グレード2.5/3:22

ラリー・ニークの編曲で、「アニー・ローリー」にはじまりスコットランドの有名な歌が3曲メドレーになっています。トランペットやアルト・サックスのソロがあり、2曲目は6/8拍子で打楽器も活躍します。3曲目の「スコットランドの勇者」は木管ではじまり、トランペットに移って盛り上がります。メロディーが親しみやすくコンサートに喜ばれるでしょう。楽譜に表記されているグレード2.5よりグレードは少し上です。

 2.Stargazer (スターゲーザー/天文学者)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード2.5/3:58

ディヴィッド・シェイファーの作品で、天空を描いた曲です。トランペットのフレーズからはじまり、主部で木管の流れるようなメロディーが続き、金管も加わり親しみやすいです。第2主題は少し雰囲気が変わり、打楽器のリズムの上に、ホルストの「木星」に似たメロディーが木管で奏せられます。遅い中間部は短く、主部が低音楽器で再現されます。

 3.Panther in the Sky(大空の豹)
J.Swearingen(J.スウェアリンジェン)作曲/グレード2.5/3:35

スウェアリンジェンの新曲で、オハイオ州のインディアンの伝説にもとづく曲です。メロディックでかつ打楽器がインディアン音楽風に活躍します。フルートの良いソロも聴かれます。小学校バンドでも楽しめます。

 4.The Secrets of McDougal's Cave(マクデューガル洞窟の秘密)
E.Huckeby(E.ハクビー)作曲/グレード2.5/3:42

エド・ハクビーの作品で、マーク・トウエンの「トム・ソーヤの冒険」に出てくるミシシッピー川の洞窟をテーマにした曲です。打楽器のゆっくりしたアンサンブルで開始され、木管がゆったり美しく歌い、トランペットが続いていきます。速い主部はシンコペーションの面白いリズムの上にいろんな楽器が歌います。第3部はゆっくりした序奏部をもう一度繰り返し、コーダに入って終わります。

 5.Now the Winter's Come to Stay (田舎へ帰る冬)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード2/2:25

クリスマスに実家に帰ることを表現したコラール・プレリュードで、レガートなメロディーの勉強に向いています。ディヴィッド・シェイファーのメロディーがあたたかく美しい、クリスマス・ムードの曲です。

 6. Bravura! (ブラヴューラ)
L.Neeck(L.ニーク)作曲/グレード2.5/4:49

ラリー・ニークの作品で、序奏に続き、速い主部では打楽器のイントロ、第2主題で低音の奏する短調の美しいメロディーが現れます。中間のゆっくりした部分はフルートのメロディーが美しいです。転調してトランペットのメロディーとなる3部形式の曲です。小学校バンドのコンテスト向き。

 7. An Angelic Christmas (天使のクリスマス)
H.Rowe(H.ロー)作曲/グレード2.5/3:41

ハワード・ローの編曲で、よく知られたクリスマスの歌3曲がメドレーとなっている親しみやすい曲です。クリスマス・コンサートやアンコールにうってつけです。メロディーが美しいです。

 8. Bluin' the Blues(ブルー・イン・ザ・ブルース)
A.Clark(A.クラーク)編曲/グレード2.5/2:52

1918年に流行したデキシーランドのジャズをアンディー・クラークが編曲したもので、デキシー・コンボとバンドが協演する形式です。ソロ・パートも難しくなく楽しめます。小学生がやってもうけるでしょう。おすすめの曲です。

 9. A Crazy Mixed-up Christmas Concrt
  (クレージー・ミクスドアップ・クリスマス・コンサート)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード2.5/2:45

ディヴィッド・シェイファーの作品で、クリスマス・ソングが次々に断片的にあらわれる冗談音楽風な曲で楽しめます。「ミクスドアップ」はめちゃくちゃな、という意味です。

 10. El Toro Rojo Grande (大きな赤い斗牛)
L.Orcino(L.オルシーノ)作曲/グレード2.5/4:17

レン・オルシーノが作曲したスペインのマーチでパソドブレで短調のよいメロディーの曲です。中間部の6/8拍子のスパニッシュ・ダンスが入っているのが特徴です。コンサートやアンコールにおすすめです。トランペットの強い小学校バンドでもOKです。

 11. Fanfare for a New World(新世界のファンファーレ)
L.Neeck(L.ニーク)作曲/グレード2/3:08

ラリー・ニークの作品で、ドボルザークの「新世界」の第2楽章のテーマからつくられた曲です。メロディーがよく知られているのでお客さんに喜ばれるレパートリーです。

 12. Surprises(驚き)
D.Parish(D.パリッシュ)作曲/グレード2.5/2:33

ディヴィッド・パリッシュの作品で、各旋律の楽器の組み合わせがユニークで、一般のバンドの作品とは少し異なった印象を与える面白い曲です。

 13. Aspen Overture (アルプス序曲)
C.Earl(C.アール)作曲/グレード2/3:43

クリスティアン・アールのオリジナルで、やさしく親しみやすいメロディーを持ちます。小学校バンド向きの序曲です。中間のゆっくりした部分に美しいトランペットのソロがあります。

 14. Ancient Echoes(古代のこだま)
E.Huckeby(E.ハクビー)作曲/グレード2/3:04

エド・ハクビーの作品で、韓国の「アリラン」の旋律を用い、中間部にアメリカの古い歌「シンプル・ギフト」が挿入され、東洋と西洋を融合させています。打楽器のリズムの上に木管が「アリラン」を奏しますが、すぐ「シンプル・ギフト」の断片もからまります。「アリラン」の提示のあとトランペットが3拍子で「シンプル・ギフト」を奏しうまく「アリラン」ととけ合います。

 15. Song of the Telegraph(電信の歌)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード1.5/1:58

ディヴィッド・シェイファーの作品で、打楽器をうまく使って電信音を真似しています。これも小学校バンドのコンサート向きです。

 16. And to All a Good Night!(素晴らしい夜を!)
A.Clark(A.クラーク)作曲/グレード1.5/2:30

アンディー・クラーク編曲のクリスマス・ソング・メドレーで「ウィ・ウィッシュ・ユー・ア・メリー・クリスマス」「ジングル・ベル」などが出てくる楽しいメドレーです。クリスマス・コンサートの最後にもってきたい曲です。

 17. Supermom Symphony(スーパーママ・シンフォニー)
E.Huckeby(E.ハクビー)作曲/グレード1.5/2:22

エド・ハクビーの作曲でハイドンの「びっくりシンフォニー」とベートーヴェンの「運命」のテーマと一緒に台所用品を打楽器として使う曲で、そのためタイトルがスーパーマンではなくスーパーママになっています。小学校のお母さんに出演してもらって一緒に演奏すると大うけするでしょう。

 18. Spring Fever(スプリング・フィーバー)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード1/1:42

初心者用のグレード1で作曲されたシェイファーの曲で、ゆっくりしたツー・ステップの楽しい曲です。小学生バンドのアンコール向き。

 19. March Suite Espagnol(スペイン組曲行進曲)
J.Cacavas(J.カカバス)編曲/グレード3/3:45

この曲はジョン・カカバスの編曲で、スペインとメキシコの有名な曲をメドレーにした楽しい曲で、「ラ・ソレラ」「エル・レリカリオ」「ザカテカス」の3曲が用いられています。高校バンドや市民バンドがとり上げてもおかしくないです。



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アメリカの警察学校を舞台にした1984年のスーパー・スーパー・コメディーです。昔の映画なのにかなり面白いのでぜひみてみてください(レンタルビデオ屋さんで借りるものが無かった時はぜひぜひ)。このテーマ曲がこのマーチで、もちろんメチャメチャ明るいです!!

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この抜粋曲は、バレー音楽「ガイーヌ」からの4楽章の組曲で、オランダのデ・ハスケ社の1996年の出版ですが、日本ではほとんど演奏されていませんので、新鮮に聴こえます。コンクールの自由曲としても使えます。

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