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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.49(2004年11月4日版)

今回はハル・レナード出版のオリジナル、アレンジの新譜を紹介しましょう。

 1. Windsprints(ウィンドスプリント)
R.Saucede(R.サウセード)作曲/グレード5/2:00

「管楽器の短距離競走」というタイトルのこの曲は、コンサートのオープナーやアンコール向きの速い曲です。木管が活躍し、リズミカルでまさに短距離競走です。グレード5で2分の曲。

 2. Chant Funeraire (葬送の歌)
G.Faure(G.フォーレ)作曲/arr. Moss(モス)編曲/グレード5/7:30

この曲はフランスのフォーレがナポレオンの死100周年を記念して1921年に行われた式典のために、フランス政府からの依嘱で吹奏楽のために作曲された曲です。原曲はフランスのデュランから出版されていて約12分のものですが、このモス編曲の版では7分30秒となっていますが、これは演奏の速さの違いと思われます。葬送行進曲なのでゆっくりしていて悲痛な思いが込められた曲です。グレード5の良い曲です。7分30秒で演奏するより、もっともっとゆっくり演奏してください。

 3. Snow Caps(雪の帽子)
R.Saucedo(R.サウセード)作曲/グレード5/5:50

リチャード・サウセードーのオリジナルで、コロラド州ジェファーソン郡の選抜バンドのために作曲したものです。そのため山の多いコロラドの冬の景色をイメージしています。ピアノと鍵盤打楽器が重要で、遅い-速い-遅い-速いの4部から構成される5分50秒の曲です。木管の美しいメロディーもあり、変化に富んだ強力な曲でコンクール向きです。

 4. Danse Bacchanale(バッカスの踊り)
C.Saint-Saens(C.サン・サーンス)作曲/arr. Bocook(ブーコック)編曲/グレード4/4:20

サン・サーンスの歌劇「サムソンとデリラ」からの曲です。木管やティンパニーが活躍するお馴染みの曲で、後半はアラビア音楽風です。少し短めの編曲ですがコンクール向きです。

 5. Variations on Scarborough Fair(スカボロフェアー変奏曲)
C.Custer(C.カスター)作曲/グレード4/4:45

サイモンとガーファンクルが映画「卒業」の中で有名になった「スカボロフェアー」の歌に基づく変奏曲で、カルヴィン・カスターの作曲です。序奏のあとフルートのソロで主題が提示(ハープ又はピアノ伴奏)され、木管やホルンが繰り返し、次に金管が引き継ぎ変奏曲に入ります。最後はフーガとなって終わる良い曲です。これもコンクール向きです。

 6. Persistence (パーシステンス)
R.Saucedo(R.サウセード)作曲/グレード4/5:20

「持続」「忍耐」といった意味のこの曲はリチャード・サウセードーのオリジナルです。サウンドが面白く変化に富んでいます。

 7. Suite of Old Amerikan Dances(古いアメリカ舞曲集)
R.Bennett(R.Bennett)作曲/グレード4

ロバート・ラッセル・ベネットの有名なオリジナル(1952年チャペル社出版)の再版です。5楽章の名曲で、一般バンド等、上級バンドのライブラリーには必ず備えてほしい曲です。この版はフルスコアー付きです。

 8. Vox Populi(人々の声)
R.Danielpour(R.ダニエルプール)作曲/arr. Stamp(スタンプ)編曲/グレード5/6:50

タイトル「 Vox Populi」はフランス語で、リチャード・ダニエルプールの管弦楽曲をジャック・スタンプが吹奏楽に編曲したものです。現代的なリズミカルな曲で、中間部にラテン音楽風な部分を持つ曲です。グレード5で6分50秒。上級バンドのコンクール向きです。

 9. Remembrance Day(追想の日)
M.Gould(M.グールド)作曲/グレード4/9:00

1996年に亡くなったモートン・グールドの最後の吹奏楽のための作品です。コネチカット大学がクリントン大統領に捧げる曲として依嘱、初演したものです。サブ・タイトルに「ウィンド・アンサンブルのための過ぎゆく世紀へのソリロクイ」とあるように静かに開始されますが、2つの世界大戦を追想するかのように激しい部分も含んでいます。大学や一般バンドのコンサート向き。

 10. Fascinating Ribbons(魅力的なリボン)
J.Tower(J.タワー)作曲/グレード5/11:00

「魅力的なリボン」とはこの曲の中に現れるいくつかのつながった主題を指しています。作曲者は女性のジョアン・タワー。2001年のCBDNA総会の依嘱作品です。現代的な強力な曲です。これも大学や一般バンド向きです。

 11. Konxville: Summer of 1915(ノックスヴィル:1915年夏)
S.Barber (S.バーバー)作曲/Singleton(シングルトン)編曲/グレード5/15:00

この曲はサミュエル・バーバーが1948年に作曲したソプラノと管弦楽のための曲で、それをケネス・シングルトンが吹奏楽とソプラノのために編曲したものです。グレード5で15分。イングリッシュ・ホルンのソロにはじまる曲で、上級の一般バンドから音大、プロバンド向きの曲です。もちろんソプラノ・ソリストが必要です。

 12. Sure on This Shining Night(この輝く夜にきっと)
S.Barber (S.バーバー)作曲/R.Saucedo(R.サウセード)編曲/グレード3/3:40

これもサミュエル・バーバー作曲の4つの歌の中の第3番目にあたる曲で、サウセードが吹奏楽に編曲したもの(独唱は不要)です。ゆっくりした静かな曲で、フリューゲルホーンのソロにはじまりフルートやオーボエのソロが続く美しい旋律を持っています。

 13. Rapsodia Borealis(北のラプソディア)
S.Hyldgaad(S.ヘルドガード)作曲/グレード5

これはオランダのシオン・ヘルドガードが作曲したトロンボーンとウィンド・オーケストラの曲です。グレード5でソロはグレード6。レガートでメロディックな中間部を含む3部形式の曲です。

 14. Cantinental Overture(コンチネンタル序曲)
J.de Meij(J.デ・メイ)作曲/グレード5/6:50

これは、ヨハン・デ・メイがカリフォルニア・バンド・ディレクターズ・アソシエーションの依嘱で同協会の40周年記念のために、全州選抜バンドで演奏するために作曲され1997年に初演された曲です。よく聴くと、何人かのヨーロッパの作曲家の作品の断片が使われています。グレード5で6分50秒。コンクール向き。

 15. Kinesis(キニーシス)
M.Sweeney(M.スゥイーニー)作曲/グレード3/5:50

タイトルはギリシャ語で「モーション、動き」という意味です。マイケル・スゥイーニーのオリジナルです。ファンファーレ風にはじまり、中間部にゆっくりした部分がある3部形式の曲です。速い主部は木管が活躍します。

 16. Scherzo(スケルツォ)
Beethoven(ベート−ヴェン)作曲/Bocook(ブーコック)編曲/グレード3/4:25

これはベートーヴェンの第9交響曲から第3楽章のスケルツォをジェイ・ブーコックが吹奏楽に編曲したもので4分25秒の曲です。木管の強いバンドに向いています。

 17.Ballad and Dance(バラードとダンス)
J.Vinson (J.ヴィンソン)作曲/グレード3/5:40

ジョニー・ヴィンソンのオリジナルで、ゆっくりしたバラードと速いダンスから成ります。フランク・エリクソンの作品に似た美しいメロディーを持っています。ダンスはリヴァーダンス風です。中学校バンドのコンクール向きです。

 18. Blue Alien Accumulation(青いエイリアンの増大)
T.Broege (T.ブロージェ)作曲/グレード3/4:05

ティモセイ・ブロージェのオリジナルで、地球にやってきたエイリアンが人々を集めて説教をしようとしますが、人々が逃げ出してしまう様子を描いた作品です。もっともっとこの作品のように面白い題材を曲にしたものもあっても良いと思います。コンサート向き。

 19. Prelude and Revelation(前奏曲と啓示)
L.Moss(J.モス)作曲/グレード3/5:40

これはジョン・モスのオリジナルで、美しいメロディーの前奏曲と速い「啓示」の部分を持ち、再び前奏曲で終わる3部形式の曲です。

 20. Awakening Hill(目覚めの丘)
R.Saucedo(R.サウセード)作曲/グレード3/5:10

リチャード・サウセードのオリジナルで、速い第1部と中間の遅い部分ではアルト・サックスやフルートのソロがある3部形式の曲です。アイオワ州選抜中学生バンドのために作曲された良い曲です。中学校バンドのコンクール向き。

 21. Ignite the Night(夜の輝き)
J.Swearingen(J.スゥエアリンジェン)作曲/グレード2.5

スゥエアリンジェンのオリジナルで、ゆっくりした序奏にはじまり6/8拍子の舞曲となります。インディアンのドラム風な効果が聴かれます。小学校のコンクール自由曲向き。



M8オススメ楽譜情報

ディズニーランドのテーマ音楽
本場アメリカの「ディズニーランド」のテーマ音楽メドレーです。アメリカと日本の「ディズニーランド」はほんのちょっと違います。アメリカは東京ディズニーランドにはないアトラクションが何個もあります。そしてアメリカはミッキーが金髪なのです(ウソです。でもアトラクションはホント)。と言ってもこのメドレー、もちろん東京ディズニーランドと同じ雰囲気が出せます。

イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン)
ブラジル音楽を代表する作曲家、アントニオ・カルロス・ジョビンの有名なボサノバ曲です。それを、ロバール・フィアンガがバンドに編曲したものです。ハーモニーが新しく、手のこんだ編曲で、中級バンド以上のバンドのポップス・プログラムに絶好です。

詩のない歌
しみじみとして次第に盛り上がり、また静かに消えていくグレード3、5分の曲。木管と金管のからみが巧みに作曲されている、癒し系の音楽です。グレード3ですが歌わせ方や盛り上げ方はグレード4の表現力が必要です。

「イギリスの海の歌」組曲
この曲は4つの歌による4つの楽章の組曲です。いずれの楽章も短いですが、短調や5音音階で日本人に親しみやすいメロディーをもっています。スパークのグレード2.5で、初級中級バンドには絶好です。

ノース・ベイの眺め
ロバート・スミスのバーンハウス社移籍第1弾となる曲の一つで、彼の「アメリカの風景」シリーズの一曲です。サンフランシスコ近くの海を画いています。金管でファンファーレ風にはじまりますが、やさしく効果的に書かれていて、中級バンドにおすすめです。

悪魔の踊り
ヘルメスバーガーの作曲。前半は木管が活躍する速い部分でたいへんエキサイティング。中間はゆっくりして3拍子になり、たいへん変化に富んでいます。コンクール曲におすすめ。

市民のためのファンファーレ
ニューヨーク・フィルがラジオ放送のテーマ音楽として使用し、世界的に有名になった曲。グレード3で登場!

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