| 1. Cha-Cha Yunque(チャ・チャ・ユーンケイ) |
A.Garcia(A.ガルシア)作曲/グレード3/6:30
タイトルのユーンケイはプエルトリコの熱帯雨林のことです。作曲したアントニオ・ガルシアの父の出身地で、彼は妻とその地を訪問し、鳥、動物、魚を見て、その鳴き声をきいたとのこと。曲にはそれが反映されて、やや重いリズムのチャ・チャの中に、それらしき声の模倣が聴かれます。打楽器と低音楽器がリズムを運び、その上にトロンボーンのアドリブが入ります。イリノイ州の中学校バンドのための曲でグレード3ですが、ソロはグレード4です。アンコールまたはコンサート向き。異色な雰囲気を持つ曲です。
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| 2. Microburst (マイクロバースト) |
B.Ciechomski(B.チェコムスキー)作曲/グレード3/2:00
タイトルは「小爆発」という意味ですが、2分程のファンファーレ中心の音楽で、オープニングに好適です。フラッド・チェコムスキーのオリジナルです。打楽器も多用され、中低音のメロディーも現れる派手な曲です。これも中学校バンドのために作曲され、グレード3ですが難しく聴こえ、最近アメリカの中学生の演奏レベルも向上した様子がわかります。
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| 3. McKamy Variations(マッケイミー変奏曲) |
G.Musella(G.ムセラ)作曲/グレード3/5:20
ガブリエル・ムセラのオリジナルで、これもテキサスの中学校バンドのために書かれた曲です。打楽器がたくさん使用され、ハンドベルも加わるようになっています。聖歌を主題とした変奏曲で、はじめにベル、ソプラノ・サックス、フルートがテーマの断片を奏し、次にテュッティで主題が提示されます。テンポを速め打楽器を先頭に変奏曲がはじまります。やさしい手法を使いながら、難しいように聴かせる巧みな作曲技法です。コンクール向きの曲。
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| 4. East and West(イースト・エンド・ウェスト) |
A.Reed(A.リード)作曲/グレード3.5/3:20
アルフレッド・リードが横浜の港北ニュータウンにある港北ウィンド・オーケスオラの依嘱で作曲し、2003年4月30日に初演されたヘ長調、6/8拍子の良いマーチです。
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| 5. Ojibwa Lullaby(オジブワの子守唄) |
J.Lorge(J.ロージ)作曲/グレード3.5/4:30
ジョン・ロージの作品で、アメリカ中北部のインディアンの子守唄です。原曲は管弦楽曲の第2楽章で、いずれも2002年サン・ディエゴ交響楽団により初演されました。打楽器のリズムの上にフルートとクラリネットがユニゾンで主題を提示します。ハーモニーは少し難しく、グレードは3.5です。楽器をかえて何回かくり返されます。そしてゆっくりしたテンポのまま静かに終わります。この曲も今までになかった感じの異色な曲です。
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| 6. Twilight Shadows(たそがれの影) |
S.Barton(S.バートン)作曲/グレード3.5/5:20
この曲はスティーブン・バートンがミシガン州立大学の依嘱で同大学のバンド指導者でユーフォニアムの名手だったレナード・ファルコーン(1899-1985)の生誕100年を記念して作曲した曲です。同大学の校歌(原曲はドニゼッティの「ランメルムーアのルチア」の第2幕の6重唱からとられています)をもとにつくられた3部形式の曲です。ユーフォニアムのソロで開始され、木管に引き継がれます。中間部で少しテンポを速めますが、ほとんどはユーフォニアムのソロです。大変美しいメロディーの曲です。盛り上がりもあります。
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| 7. Ares Overture(アリーズ序曲) |
J.Lorge(J.ロージ)作曲/グレード3.5/4:00
ジョン・ロージのオリジナルです。「アリーズ」はギリシャの戦いの神の名前です。ある高校のバンドの先生に捧げられました。ゆっくりと開始され、ギリシャ風な音階のメロディーのあと、アレグロの主部に入ります。そして戦いの描写の部分になります。4分の曲で、それほどは難しくありません。
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| 8. Autumn Celebration(秋の祝典) |
D.Sorenson(D.ソレンソン)作曲/グレード3.5/3:30
ディーン・ソレンソンのオリジナルです。セント・トーマス大学バンドのために作曲したものです。ヴィヴァルディの影響がみられる導入部ですが、中間部では打楽器のリズムの上にモダンな響きのフーガとなります。その後おおらかな低音のメロディーも出るわかりやすい曲です。
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| 9. East County March(イースト・カウンティ行進曲) |
J.Lorge(J.ロージ)作曲/グレード3.5/2:45
サン・ディエゴ郊外のイースト・カウンティの名をつけたマーチで、ジョン・ロージの作曲です。変ホ調、6/8拍子のマーチです。トリオのあと第1マーチを繰り返し、再びトリオが楽器を変えて出てくる少し変わった形式の曲です。
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| 10. Fox River Valley Overture(フォックス・リバー・ヴァレー序曲) |
J.Zdechlik(J.ズデクリック)作曲/グレード4/9:00
ジョン・ズデクリックのオリジナルで、ナショナル・バンド・アソシエーションの依嘱で作曲し、全国選抜高校バンドの演奏で2000年の1月に初演された曲です。グレード3、9分の曲。トランペットのファンファーレで開始され、速い主部に入ります。中間に少しテンポをおとす部分のある3部形式の、ズデクリックらしいメロディーの聴かれる序曲です。テンポをおとしコーダに入って終わります。
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| 11. The Unknown Soldier(無名戦士) |
Q.Hilliard (Q.ヒラード)作曲/グレード4/11:25
クインシー・ヒラードの作品。この曲は作曲者自身の詩にもとずいて作曲した無名戦士を悼む曲です。ジョージアの高校バンドのために作曲しました。ミュートしたトランペットとチャイムで開始され、オープンのトランペットが続き速い主部に入ります。ここは小太鼓が聴こえ戦闘的です。ファンファーレが高鳴り、クライマックスをつくり、10/8拍子の変拍子の戦いのクライマックスとなり静まります。テンポをゆるめて「リパブリック讃歌」の主題によるトランペットのファンファーレとなり、低音も変奏曲風に加わり、愛国的な雰囲気となり再び激しくなります。そのあとテンポをゆるめてオーボエの哀悼のメロディー(「リパブリック讃歌」の変奏)となります。そして最後に「リパブリック讃歌」がテュッティで奏されコーダに入って終わります。
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| 12. Many Paths(たくさんの小路) |
R.Hltgren (R.ハルドグレン)作曲/グレード4/8:30
オーストラリアの作曲家ラルフ・ハルドグレンのオリジナルで、多くのサウンド・クラスターやオーストラリア土着民の唄をバンドのメンバーが歌ったりする異色な曲で「シャカタ風」です。その後フーガとなります。良く鳴る曲で、ハルドグレンの力作です。
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| 13. The Spirit Soars(精神は高揚する) |
J.Stamp(J.スタンプ)作曲/グレード4.5/6:30
ジャック・スタンプの作曲。オリジナルはイギリスのブラスバンドのために作曲した5楽章の曲です。それを3楽章の吹奏楽に改作したもので、グレードは4.5です。第1楽章:ロックのためのファンファーレ、ロックとはネラーホール(軍楽学校)の庭にある演奏ステージのことです。タイトルのようにファンファーレ風に開始されます。その後、短いフーガとなります。約1分。第2楽章:ドーセットの田舎、カップ・ミュートのトランペットのアンサンブルからはじまる、ゆっくりした楽章で民謡風なメロディーとなります。この曲でも途中でフーガとなります。3分15秒。第3楽章:ザ・シティー、ロンドンの町の活気が描かれている曲です。中間でゆっくりしてホルンのメロディーとなり、再びテンポを速めて終わります。3分45秒。
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| 14. Everyday Hero(エヴリデイ・ヒーロー) |
T.Mahr(T.マー)作曲/グレード4/6:42
ティモセイ・マーがあるバンド指導者の追憶のために作曲した曲で、その人の活動は毎日ヒーローだった、という意味を持つ曲です。速く活発に開始され、中間にゆっくりした旋律の部分を持つ3部形式の曲です。壮麗な曲で、高校バンドのコンクール向きです。
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| 15. Grant Them Eternal Rest (彼らに永遠のやすらぎを) |
A.Boysen,Jr(A.ボイセンJr)作曲/グレード4.5/17:30
アンドリュー・ボイセンJrがレクイエム・ミサの形式で作曲したものです。第1楽章:イントロイト、ピアノで静かに開始され、フルートのソロにヴァイヴかからまります。短いですが中間に盛り上がりのある楽章。2分45秒。第2楽章:キリエ、フルートのソロからはじまり、ベルやドラが加わり、ピアノと打楽器がサウンド・クラスター風に加わる静かな雰囲気の楽章。3分40秒。第3楽章:ディエス・イラエ、全楽器の競奏によるサウンド・クラスターで開始されます。力強く速い激しい楽章。最後に「怒りの日」のテーマが現れます。4分12秒。第4楽章:サンクタス、ピアノの静かな伴奏の上にフルートやクラリネットが歌い、人声も加わります。静かですが、情熱的な楽章。2分10秒。第5楽章:アニュス・デイ、ゆっくりした祈りの旋律がとぎれとぎれに聴こえる静かな美しい楽章。盛り上がり、ピアノのソロのあとハミングを長くひきのばして静かに消えます。大変印象的な楽章で3分50秒ですが、この楽章だけをコンクールでとりあげてもおかしくありません。
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| 16. Fanfare: Sinfonia(シンフォニア・ファンファーレ) |
J.Stamp(J.スタンプ)作曲/グレード5/2:10
ジャック・スタンプがカリフォルニア大学バンドの依嘱で作曲した曲です。2分10秒。木管も一緒に入ったファンファーレで、ホルンが強力なメロディーを吹きます。中間で短いフーガも現れます。オープナーでぜひ使いたい曲です。
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| 17. Canzon, Fugato & Hymn(カンツォン、フガートと聖歌) |
M.Camphouse(M.キャンプハウス)作曲/グレード5/8:00
マーク・キャンプハウスのオリジナルで3つの部分からなる一楽章の曲です。カンツォンはアルト・サックスによって開始される静かな美しいコラールです。クラやユーフォニアムが豊かなサウンドで加わりルネッサンス風に盛り上がります。フガートは全ての楽器が動き回ります。聖歌はテンポをおとし、はじめは木管で、次にテュッティで厚いハーモニーで歌い上げられます。ガブリエーリを少し現代的にしたような大変良い曲です。高校バンドのコンクール向き。
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| 18. Fanfare for a Golden Sky(ゴールデン・スカイのためのファンファーレ) |
S.Boerma(S.ボーマ)作曲/グレード5/2:45
スコット・ボーマがイリノイ大学バンドのために作曲した、2分45秒、グレード5のファンファーレです。この曲も金管中心だけでなく、フル・バンドのファンファーレです。現代的な響きで、強力なホルンとトランペット・セクションが必要です。
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| 19. To Keep Thine Honor Bright(名誉の輝きを保つために) |
A.McGinty(A.マクギンティ)作曲/グレード5/6:45
女性作曲家アン・マクギンティの作品です。トランペットの信号ラッパ風なメロディーで開始され、金管のフーガ風なアンサンブルとなり、木管が加わっていきます。この華やかな序奏の後、テンポをおとし木管と金管の低音がテーマを歌います。この部分が大変美しいです。後半テンポを速め、コーダでは再びテンポをおとして導入部のトランペットの信号が再現され、それが高まって終わります。変化のある良い曲で高校バンドのコンクール向き。
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| 20. Monterey Holidays(モンタレーの休日) |
R.Nixon(R.ニクソン)作曲/グレード5/9:15
ロジャー・ニクソンが1999年カリフォルニアのサン・ルイ・オビスポで世界吹奏楽大会(WASBE)が開かれた時に、エアー・フォース・バンドから依嘱されて作曲し、同大会で初演された曲です。作曲者が住むカリフォルニアのモンタレー湾を主題として作曲した3楽章の曲で、グレード5。第1楽章:蝶々のパレード、軽快に楽しげな雰囲気で開始され、途中で木管が蝶を描くように動き回ります。2分20秒。第2楽章:ちょうちん祭り、カリフォルニアに住む中国人が旧暦の正月を祝う祭りを描いた曲です。ゆっくりした静かなムードの曲。中間で少しテンポを速めますが、また静かなムードに戻り終わります。ハープやチェレスタが効果的に使われています。3分30秒。第3楽章:伝統的な祭り、4/4拍子の元気の良い曲です。スペイン人たちの祭りで、古い雰囲気がでている強力な曲。途中でのどかなトランペット・ソロも聴かれます。3分57秒。一般バンドのコンサート向き。
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| 21. Ricercare(リチェルカレ) |
J.Stamp(J.スタンプ)作曲/グレード5/6:45
リチェルカレは16〜17世紀の器楽曲の形式で、フーガが出来る前の曲です。ジャック・スタンプがノース・キャロライナのバンド・マスター協会の依嘱で作曲した曲です。序奏の後テンポの速いフーガとなり、中間部に遅いコラール(トランペットとオーボエのソロ)があり、再び速いフーガになって終わります。スタンプの曲としてはあまりモダンすぎず、古典的な雰囲気を持った曲です。コンクール向き。
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| 22. Partita(パルティータ) |
R.Linn (R.リン)作曲/グレード5.5/6:55
ロバート・リン作曲の現代的な響きを持つ強力な曲です。1980年にベイラー大学のために作曲され今年出版されました。中間部に遅い部分を持つ3部形式の曲です。
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