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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.58(2005年6月17日版)

今回はWarner Bros.社の2005-2006年用からの新譜を紹介をしましょう。ただし、6月以降はWarner Bros.出版社はなくなります。カリフォルニアに本社をおくAlfred出版社に正式に買収されたからです。アメリカでは頻繁に起こるM&A(企業の合併と買収)です。しかし、人気のロバート・スミスや映画からのハリー・ポッターやスター・ウォーズ等の楽譜は、出版社の名前が変わっても今まで通り出版されていきますのでご心配なく。 先日、Warnerの2005-2006年用のCDとスコアを入手しましたので、そこから紹介しましょう。CDは吹奏楽用5枚セット、オーケストラ3枚セット、ジャズ5枚セット、マーチングバンド2枚セットと大変な量です。吹奏楽の中から順番に紹介していきましょう。

 1. Sabre Dance(剣の舞い)
K.hachaturian(ハチャトゥリアン)作曲/Story(ストーリー)編曲/グレード1

ハチャトゥリアンのガイーヌからの曲をストーリーがやさしく約2分に編曲しています。各パートすべて1部に書かれているので、小編成バンドでも音が抜けないで演奏できます。小学生バンド向き。

 2. American Patrol(アメリカン・パトロール)
Meacham(ミーチャム)作曲/Ployer(プロイハー)編曲/グレード1

ミーチャムの有名な曲をプロイハーが約3分に編曲。各楽器がふきやすい音域に書かれていて、小太鼓のソロに続いてクラリネットが主旋律を奏し、次第に各楽器が加わってくる良い編曲です。

 3. Russian Folk Dance(ロシア民族舞曲)
Lucas(ルカス)作曲/グレード1

エレナ・ルサノヴァ・ルカス(女性)のオリジナルです。簡単なグレードですが、ロシア風な雰囲気が良く出ています。2分30秒。これも各パート1部で、小編成で十分演奏できます。

 4. Contemplation(瞑想)
Lucas(ルカス)作曲/グレード2

これもルカスのオリジナルです。彼女は最近アメリカでめきめきと実力を発揮しています。旋律と対旋律のからみがロマンティックで美しく抒情的です。2分。

 5. Aztlan(アズトラン)
Lopez(ロペス)作曲/グレード2

ロペスがメキシコのアズテック地方の音楽を基に作曲した序曲です。メキシコ風音楽を学ぶために良いでしょう。5分。

 6. Migrations (移動)
Story(ストーリー)作曲/グレード2

ストーリーのオリジナルで、アフリカの草木を求めて動物が移動することを描いたアフリカ風な曲です。4分。


次からは「コンサートバンド・シリーズ」(グレード3)からです。このシリーズはフルート、アルト・サックス、ホルン、トロンボーンは各2部、クラリネットとトランペット各3部は各1部で書かれ、打楽器は4人以上必要です。
 7. Potomac Sunrise(ポトマックの日の出)
Lopez(ロペス))作曲/グレード3

ヴァージニア州マクレーンのポトマック高校の創立100周年を記念してロペスが作曲した序曲です。マイナー・モードの主部と遅い中間部をもつ3部形式でリズミカルな良い曲です。4分17秒。

 8. Glengarry Way(グレンガリーの道)
Strommen(ストローマン)作曲/グレード3

キストローマンのオリジナルで、スコットランドの谷の名をタイトルとしたスコットランド風な曲です。6/8拍子の速い主部とスコットランド民謡風な美しいメロディー(主として木管)のゆっくりした中間部をもつ3部形式の序曲です。出だしはフルートとバスーンの二重奏でメロディーが奏せられます。4分41秒。

 9. Music for the Royal Firework(王宮の花火の音楽)
Handel(ヘンデル)作曲/Brubaker(ブルベーカー)編曲/グレード3

ヘンデルの名曲をブルベーカーが編曲したものです。古典曲が好きな先生やバンドにお薦めです。4分30秒。

 10. Amazing Grace(アメージング・グレース)
Ployhar(プロイハー)編曲/グレード3

ゲルド・ボグナー作曲のバンド伴奏による木琴ソロで、ウィリアム・テルのマーチの前奏にはじまり、カルメンの前奏曲、斗牛師の歌、前奏曲、モーツアルトのトルコ行進曲、モンティのチャルダッシュがメドレーとなり、最後はウィリアム・テルのマーチでにぎやかに終わります。ソロはグレード4、伴奏は3で中学校バンドでも楽しめます。コンサートやアンコール向き。打楽器奏者の良いチャレンジになり、聴衆にも喜ばれるでしょう。

 11. Santa Meets the Big Band(サンタ・クロース・ミーツ・ビッグ・バンド)
Ployhar(プロイハー)作曲/グレード3

プロイハーの編曲で、「ジングル・ベル」と「馬の背中」の2曲がやさしい4ビートのジャズに書かれた楽しい曲です。アメリカではクリスマス・コンサートはあちらこちらで開かれるので、たくさんのクリスマス関係の曲が毎年出版されます。2分17秒。

 12. Jingle Bells Forever(ジングル・ベルよ永遠に)
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/McCashin(マカシン)編曲/グレード3

これは「ジングル・ベル」をマーチ風に書いたもので、トリオの中奏では他のクリスマス・ソングも出てくる楽しい編曲です。アンコール曲としておすすめです。約3分。


他にもフェネル校訂のスーザの以下の3曲のマーチが出ています。
 13. George Washington Bicentennial March(ジョージ・ワシントン・200年祭)
MSousa(スーザ)作曲/Fennell(フェネル)編曲/グレード3

 14. Black Horse Troop(黒馬騎兵隊)
LSousa(スーザ)作曲/Fennell(フェネル)編曲/グレード3

 15. The Pride of the Wolverines(ウォルヴァリンの誇り)
M.Sousa(スーザ)作曲/Fennell(フェネル)編曲/グレード3


次からは「シンフォニックバンド・シリーズ」からです。中でもおすすめはロバート・スミスの2曲です。
 16. A Bicentennial Fanfare(200年祭ファンファーレ)
Brubaker(ブルバーカー)作曲/グレード4

ブルベーカーの作品で、古い鼓笛隊のサウンドとファンファーレを対称的に扱った曲です。2分30秒。

 17. Fanfare for Tomorrow(明日へのファンファーレ)
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード4

ロバート・スミスの新曲です。ファンファーレの序奏の後、速い主部に入り、第1、第2主題が出、遅い中間部となり速い主部に戻る3部形式の強力な序曲です。6分17秒。

 18. Monument(モニュメント)
R.W.Smith(R.W.スミス)作曲/グレード4

大阪市音楽団の今年6月の定演でも取り上げられた曲で、コロラド大学バンドの捧げられた曲です。コロラドの自然とメキシコの影響等がミックスして作られた4つの部分が続けて演奏される曲です。8分43秒の序曲で、新曲中の目玉作品です。



M8オススメ楽譜情報

「リトル・マーメイド」メドレー
「TOKYOディズニーシー」の目玉のショー「リトル・マーメイド」。このメドレーを演奏してディズニーシーの世界へ行ってください。またすぐ行きたいナー。

オエ・コモ・ヴァ
ラテン界のトップの音楽家、そして、華麗なティンバレス奏者として有名なティトプエンテの名曲。ホーンセクションのシンプルでカラフルな音色、ウキウキするビートは、楽しさいっぱいで、とても演奏しやすいです。野外演奏!もちろんコンサートにも最適です。

スムース・ジャズ4曲メドレー
フュージョンのスタイルのポップ・ジャズの有名な4曲のメドレーです。今まで、ありそうで無かったメドレーです。ザ・クルセイダーズの「ストリート・ライフ」、ケニーGの「ソングバード」、ドゥービー・ブラザースの「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」、ジョージ・ベンソンの「オン・ブロードウェイ」の4曲収録。

パート別フィーチャー・ポップス・メドレー
パート別のセクションがそれぞれ有名なポップ曲のメロディーを楽しくつなげていく今までなかったメドレーです。まず、トランペットが「007のテーマ」を、そしてホルンが「荒野の七人」を、そしてクラリネットが「フリントストーン」、アルト・サックスが「ピンク・パンサー」、トロンボーンが「ピーター・ガン」、テューバが「ヘイ・ベイビー」、ダブル・リードが「スクービー・ドゥー」、スネアドラムが「ワイプ・アウト」、そして最後にフルートが「星条旗よ永遠なれ」でしめるメドレーです。

サックス四重奏と吹奏楽の為のジャズコンチェルト
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本のサックスが活躍するジャズコンチェルト。ジャズ独特のフレージングがいっぱいでスウィングする名曲です。古き良きアメリカ映画を思い出させてくれます。楽譜にCD付(フル・パフォーマンス)。

ノーブル・エレメント
ティモシー・マーの作品で、アメリカのスクールバンドの先生方の組織「ASBDA」の創立50周年を祝って作られた曲です。激しいリズムや金管の見事な高鳴りを持つ曲です。チョス出版社の新譜の中で、最高の力作です。

組曲「ガイーヌ」(ビーク編曲)
この抜粋曲は、バレー音楽「ガイーヌ」からの4楽章の組曲で、オランダのデ・ハスケ社の1996年の出版ですが、日本ではほとんど演奏されていませんので、新鮮に聴こえます。コンクールの自由曲としても使えます。

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