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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.64(2005年12月14日版)

アメリカ、カーナウ出版社は2005〜2006年新譜として、グレード1.5〜2.5が28曲、グレード3が11曲、グレード4が4曲、グレード5が2曲と、他に合唱つきの曲が8曲ほど出版されています。その中から何曲か紹介しましょう。

 1. Fandango El Dorado (ファンダンゴ・エル・ドラド)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード1/3:00

カーナウのオリジナルで、グレード1ですがやさしく効果的で面白い曲です。3分で小学生向き。

 2. In the Bleak Mid-Winter(冬の中で)
G.Holst(G.ホルスト)作曲/J.Curnow(J.カーナウ)編曲/グレード1/2:00

ホルストの原曲をカーナウが2分に編曲したものです。グレード1ですが、これもとても効果的な曲です。

 3. Armada of Freedom(自由の船隊)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード2/1:45

カーナウのオリジナルで、ノルマンディー上陸作戦のD-dayを描いた曲です。メロディーも良く、打楽器も活躍し、終わりの方のハーモニーはグレード2にしては大変モダンにできています。

 4. Chalumeau on the Go(シャルモーでゴー)
M.Hannickel(M.ハニケル)作曲/グレード2/4:00

シャルモーはクラリネットの低音域のことで、この音域を効果的に用いた木管の動きの勉強に好適な曲です。楽しく演奏できます。

 5. Classical Suite for Piano and Band(ピアノとバンドのための古典組曲)
J.Curnow(J.カーナウ)編曲/グレード2/2:15

これは今までになかった良いアイデアの曲です。モーツアルトやハイドンのピアノ協奏曲の一部をピアノソロとやさしいバンド用に編曲したものです。カーナウの編曲で2つの楽章から出来ています。はじめはモーツアルトのピアノ協奏曲21番からアンダンテ、2曲目はハイドンのセレナーデからの編曲です。同年代の子供でもピアノソロに起用することができ、2分15秒と短いですが、小・中学校バンドのコンサートに好適です。

 6. Along Came the Cowboys(アロング・ケイム・ザ・カウボーイ)
S.Bulla(S.ブラ)作曲/グレード2.5/2:50

古い西部の民謡をもとにスティーブン・ブラが編曲したグレード2.5の曲です。「レッドリバー・ヴァレー」のメロディーも聴かれる楽しい曲です。小学校バンドのコンサートに好適です。

 7. Flight of Fancy(フライト・オブ・ファンシー)
T.Johnson(T.ジョンソン)作曲/グレード2.5/2:00

フルートと打楽器のソロとバンドの曲で、ソロにはそれぞれの楽器の先生に出演してもらうとよいでしょう。バンド伴奏はグレード2.5。中間がゆっくりした3部形式で、フルートと木管ソロが楽しめます。

 8. Westminster Fanfare(ウェストミンスター・ファンファーレ)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード2.5/2:00

カーナウの作品で、やさしく効果的なファンファーレのあと「エンジェル・ウィ・ハブ・ハード・オン・ハイ」の有名なクリスマスソングとなります。この歌の部分は聴衆が一緒に歌えるように作られています。

 9. Intrada Bravura(華やかな前奏曲)
T.Johnson(T.ジョンソン)作曲/グレード3/2:10

ティモセイ・ジョンソンのオリジナルで、2分10秒と短いですがコンサートのオープナーとして好適な曲です。グレード3。

 10. When the Morning Stars Sang(朝の星が歌う時)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード3/6:20

カーナウがミシガン州の選抜バンドのために作曲したオリジナルです。オーボエのソロでゆっくり、しかしドラマチックにはじまる良い曲です。ユーフォニアムやフルートのソロが美しいです。後半速くなって盛り上がります。6分20秒で、中学校バンドのコンクール向きです。

 11. Operatica(オペラチカ)
J.Hosay(J.ホセイ)作曲/グレード3/6:50

ジェイムス・ホセイのオリジナルで、ファンファーレでドラマチックにはじまるオペラの序奏風な曲です。終わりは速くなってロッシーニの「ウィリアム・テル」序曲の行進曲風です。

 12. A Wexford Reverie(ウェックスフォードの幻想)
Curnow(J.カーナウ)編曲/グレード3/4:15

古い民謡をもとにカーナウがアスベリー大学バンドのために作曲した曲です。シェナンドーに似たゆっくりした美しいメロディーを持つ曲で、トランペットなどのソロも聴かれます。

 13. Joyful Exclamations(喜びの声)
J.Hosay(J.ホセイ)作曲/グレード3/8:25

ジェイムス・ホセイのが作曲したベートーベンの第9の「合唱」のテーマによる幻想曲です。ホルンが強力です。ジャズ風なドラムの伴奏でテーマが提示され、変奏され、フィナーレで再現されます。8分25秒でコンサート向き。

 14. Brook Green Suite(ブルック・グリーン組曲)
G.Holst(G.ホルスト)作曲/J.Curnow(J.カーナウ)編曲/グレード3/7:00

イギリスのホルストの原曲をカーナウがバンドに編曲したもので、前奏曲、アリア、ダンス(6/8)の3部分でできていて、スコットランド風なダンスが盛り上がります。グレード4で7分。前奏曲は木管が中心、アリアはトランペット等金管のメロディー、ダンスは木管、金管ともが活躍する曲です。

 15. Inventions from the Sacred Harp(神聖なハープによるインヴェンション)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード5/9:35

カーナウのグレード5のオリジナルで、聖歌を用いた9分35秒の曲です。序奏のあと主題が提示され、変奏曲風に展開される良い曲です。

 16. Toward the Sunrising(日の出に向かって)
J.Curnow(J.カーナウ)作曲/グレード5/5:00

これもカーナウのオリジナルで強力な序曲です。グレード5で5分。華やかなファンファーレからはじまります。タイトル通りの華やかさで、日の出をイメージして演奏できる爽やかな曲です。



M8オススメ楽譜情報

グレン・ミラー・イン・コンサート
グレン・ミラーの代表曲ともいえる4曲のメドレーです。「イン・ザ・ムード」「真珠の首飾り」「タキシード・ジャンクション」「ペンシルヴァニア6-5000」の4曲収録で、いろいろな場面で使える誰でもが知っているメドレーです。

アイヴァンホー
「アイヴァンホー」は1819年に発表された歴史小説の主人公の騎士の名で、全3楽章から出来ています。音楽では物語の特にどの部分の描写ということではなく、この物語全体の雰囲気を表現しています。「騎士」をイメージして演奏を!

古いアメリカ舞曲による組曲(グレード3)
カーナウ編曲、グレード3(中級バンド用)の譜面 。第1、4、5楽章が抜粋されています。

アイガー:頂上への旅
「アイガー」はスイス・アルプスにある3970mの山で、この曲はその北壁にいどんで遭難した登山家の息子ジョン・ハーリン(その時9才だった)が、40年後に父に代わってこの北壁の登頂に成功するという物語をもとに作曲したものです。スウェアリンジェンの力作で見逃せません。

ノーブル・エレメント
ティモシー・マーの作品で、アメリカのスクールバンドの先生方の組織「ASBDA」の創立50周年を祝って作られた曲です。激しいリズムや金管の見事な高鳴りを持つ曲です。チョス出版社の新譜の中で、最高の力作です。

市民のためのファンファーレ
ニューヨーク・フィルがラジオ放送のテーマ音楽として使用し、世界的に有名になった曲。グレード3で登場!

組曲「ガイーヌ」(ビーク編曲)
この抜粋曲は、バレー音楽「ガイーヌ」からの4楽章の組曲で、オランダのデ・ハスケ社の1996年の出版ですが、日本ではほとんど演奏されていませんので、新鮮に聴こえます。コンクールの自由曲としても使えます。

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