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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.65(2005年12月27日版)

今回はオランダのデ・ハスケ出版社からの新譜集からの曲を紹介しましょう。「2005〜2006年新譜集」はアメリカの市場を意識して、グレードの低い作品をたくさん載せています。

 1. Bist Du Bei Mir (汝わがそばにあらば)
D.Shaffer(D.シェイファー)作曲/グレード1.5/2:17/BCD-49に収録

やさしいロックで、ドラム・セクションをフィーチャーしています。デヴィッド・シェイファーの作品で、小学校バンドのコンサート向き。バンド・パートはほとんどユニゾンのテュッティで、打楽器セクション(特に小太鼓)が活躍します。

 2. An Irish Medley(アイリッシュ・メドレー)
G.Sebesky(G.セベスキー)編曲/グレード1.5/2:27/BCD-49に収録

ゆっくりした曲で、「ロンドンデリーの歌」「レークス・オブ・マロー」「コックルズ・アンド・マックルズ」の有名なアイリッシュ民謡のメロディーが出てきます。コンサート向きなジェラルド・セベスキーの編曲。美しい編曲でおすすめです。

 3. Mary Had a Baby Boy(メリー・ハッド・ア・ベイビー・ボーイ)
A.Waignein(A.ヴェイクナイン)作曲/グレード2.5/6:30

アンドレ・ヴェイクナインの序曲でグレード2.5ですが、これも演奏効果的には3以上の良い曲です。6分30秒と時間も充分です。中低音の良いメロディーもあり、中間部にゆっくりした部分をもつ3部形式の曲です。CD「The Pioneers」(デ・ハスケ出版, #44005268)に収録されています。

 4. Klezmania(クレツマニア)
J. de Haan(J.デ・ハーン)作曲/グレード2.5/2:15

東ヨーロッパでイディッシュ語を話すユダヤ人の音楽で、結婚式等でダンス音楽を演奏する人をクレツマー・ミュージシャンといい、その人たちの音楽を指しています。ヤコブ・デ・ハーンのオリジナルで、ベブライの歌「ハヴァ・ナギラ」を用いて大変エキゾチックでエキサイティングな音楽になっていて、テンポの変化があり異色な曲です。
 5. Celtic Gathering(ケルト人の集まり)

R.Keren(R.ケルネン)作曲/グレード2.5/4:30

ロランド・ケルネンの作曲で、ケルト人の集まりと踊りを描いていて、前半は短調で、後半は長調です。木管が舞曲らしく細かく動き、聴き手にアピールする効果が大きいです。これもグレード2.5以上の効果がある曲です。CD「The Pioneers」(デ・ハスケ出版, #44005268)に収録されています。

 6. Russian Gipsy Song(ロシアのジプシーの歌)
P.Swerts(P.スゥエルツ)編曲/グレード3/4:00

1968年にマリー・ホプキンズが歌ったミリオンセラーとなった「Those Were the Days My Friends(日本の中学校の教科書では「花の季節」)」をテーマとしてピエト・スゥエルツが編曲したなつかしい曲です。コンサートやアンコールに絶好です。CD「The Pioneers」(デ・ハスケ出版, #44005268)に収録されています。

 7. Balkan Dreams(バルカンの夢)
K.Schoonenbeek(K.ショーネンベーク)作曲/グレード3/11:45

作曲者キース・ショーネンベークはハンガリーやルーマニアのジプシーの音楽が大好きで、この曲を作曲した背景はそこにあると言っています。当然短調のジプシー風なメロディーや舞曲がたっぷりと聴けます。クラリネットのカデンツァもあり、2/4拍子のジプシー・ダンスや、ゆっくりした部分、そして速い盛り上がりと、11分45秒の長さですが変化があり退屈しません。エキゾチックな曲が好きな人にはたまらないでしょう。CD「Fanatic Winds」(デ・ハスケ出版, #44002641)に収録されています。

 8. Everest(エヴェレスト)
J. de Haan(J.デ・ハーン)作曲/グレード3/3:50

ヤコブ・デ・ハーンがシカゴの高層ビルの40階のレストランで食事をしている時にアイデアが浮かんで作曲したというコンサート・マーチです。金管のファンファーレからはじまり、第1マーチは短調のゆったりしたマーチ。トリオも短調で書かれていて魅力的です。市民バンドにおすすめです。CD「Everest」(デ・ハスケ出版,#44002644)に収録されています。

 9. La Traviata Highlights(椿姫ハイライト)
G.Verdi(G.ヴェルディ)作曲/W.Van der Beek(W.ヴァン・デル・ビーク)編曲/グレード3/9:20

ヴェルディの歌劇「椿姫」から有名な旋律を集めたハイライトで3つの部分からなり、単独でも、続けてでも演奏できます。第1部は第2幕第2場の舞踏会の場面での斗牛師の音楽、第2部は第1幕への前奏曲、第3部は第1幕の「乾杯の歌」で構成される9分20秒の曲です。ヴァン・デル・ビークの編曲でグレード3。誰にでも喜ばれるプログラムになるでしょう。CD「The Pioneers」(デ・ハスケ出版, #44005268)に収録されています。

 10. Prevision(プリヴィジョン狂詩曲)
J. de Haan(J.デ・ハーン)作曲/グレード3/12:00

ヤコブ・デ・ハーンの大変ドラマチックな狂詩曲で、タイトルは「予知」という意味で、一人の人間の成長を描いた曲です。はじめの方は短調で人生の戦いに立ち向かう様子、失敗の悲観等が描かれています。しかし最後はハッピーエンドで明るく輝かしく表現されます。12分で長さも充分で、歌劇風な表現も聴かれる大作です。グレード3ですが4以上の効果があります。CD「Everest」(デ・ハスケ出版,#44002644)に収録されています。

 11. Scherzpolka(スケルツポルカ)
T.Doss(T.ドス)作曲/グレード3/2:20

トーマス・ドスの作品で、スイス風な楽しいポルカでクラリネットの活躍が印象的な曲です。アンコールに好適。CD「Prima la Musica」(デ・ハスケ出版,#44002638)に収録されています。

 12. Don Victor(ドン・ヴィクトール)
F.Ferran(F.フェラン)作曲/グレード3/4:15

スペインのフェレーラ・フェラン作曲のパソドブレで当然短調の美しいメロディーをもっていて、ヴァレンシア州歌の断片も現れます。トリオは明るいメロディーです。コンサートにもアンコールにも好適です。CD「Ceremonial」(デ・ハスケ出版,#44002416)に収録されています。

 13. Bridge Between Nations(ヨーロッパの架け橋)
J. de Haan(J.デ・ハーン)作曲/グレード4/9:30

ヤコブ・デ・ハーンがEU(ヨーロッパ連合)の友情をイメージして作曲した序曲で、各国の国歌の断片がうまく盛り込まれています。短調のメロディーで開始され、スペインや東ヨーロッパ風な旋律が続きます。グレード4で9分30秒と長さも充分です。CD「Bridge Between Nations」(デ・ハスケ出版, #44002617)に収録されています。

 14. Orientales(オリエンターレ)
T.Doss(T.ドス)作曲/グレード4/10:45

トーマス・ドスのオリジナルで「東洋風」な序曲です。やはり短調のメロディーからはじめられ、途中アラビア風な音楽も聴かれます。CD「Prima la Musica」(デ・ハスケ出版, #44002638)に収録されています。

 15. Castellum(カスタラム)
J.Van der Roost(J.ヴァン・デル・ロースト)作曲/グレード4/10:30

ヴァン・デル・ローストの作品で、2004年の出版。「カスタラム」はベルギーの古い街オウデンベルクの別名で、この街を描いた二部構成の曲です。中世からの古い街の静けさを描いた第1部と、ローマの支配を受けていた頃の街を描き、ローマのパレードの様子が聴かれる第2部からできています。擬音効果からはじまり、ゆっくりと古い街が描き出され次第に高まっていく美しく印象的な第1部と、トロンボーンや打楽器が力強い第2部で10分30秒を構成します。グレード4で手ごたえ充分です。CD「The Eagle's Flight」(デ・ハスケ出版, #44002633)に収録されています。

 16. Cossack Folk Dances(コザック民謡舞曲)
F.Cesarini(F.チェザリーニ)作曲/グレード4/10:40

イタリアのフランコ・チェザリーニの作品で、これも2004年の出版です。4つの楽章からなる10分40秒の曲で、グレード4ですがスケールの大きい曲です。短調のロシア民謡風なメロディーや長調の速い舞曲等変化に富んでいてコンクール向きの曲です。CD「Bridge Between Nations」(デ・ハスケ出版, #44002617)に収録されています。

 17. Magic Overture(マジック序曲)
T.Doss(T.ドス)作曲/グレード4/7:45

トーマス・ドスが作曲したエキサイティングな良い序曲です。すでに大阪市音がCD「ニュー・ウィンド・レパートリー2005(注文番号:JD-15)」に録音しており、日本でも演奏されています。コンクール向きの曲です。

 18. Man in the Ice(氷の中の戦士)
O.Schwarz(O.シュワルツ)作曲/グレード4/11:20

オットー・シュワルツ作曲の序曲で、エッツターラー・アルプス(オーストリア西部とイタリア北東部の間のアルプス山脈)の氷河の中から約5,300年前と思われる人の氷づけが1991年に発見されましたが、その人から当時の戦士を想像して作曲された曲です。不気味にはじまり、ホルンが高鳴り古代の戦いの様子が描写されます。大変ドラマチックな開始部を持ち、変化に富んだグレード4、11分20秒の曲です。少し長いですが、コンクール向きの曲です。CD「Bridge Between Nations」(デ・ハスケ出版, #44002617)に収録されています。

 19. Carmen Suite(カルメン組曲)
G.Bizet(G.ビゼー)作曲/T.Takahashi(高橋徹)編曲/グレード5/25:00

日本の高橋徹氏が組曲にして2003年に出版したものです。グレード5で25分の長い曲です。それだけにカルメンの中の主要な曲がすべて含まれています。コンサート向き。CD「Carmen」(デ・ハスケ出版, #44005005)に収録されています。

 20. Ceremonial(セレモニアル)
F.Ferran(F.フェラン)作曲/グレード5/20:00

スペインの作曲家フェレーラ・フェラン作曲の組曲です。彼の「キリストの受難」がよく演奏されていますが、この曲も同様のスケールをもつグレード5の曲です。第1楽章:前奏曲(5分54秒)、第2楽章:行進曲(7分50秒)、第3楽章:ダンツァと終曲(6分22秒)でどれも充分な長さをもつドラマチックな曲です。第1楽章はスケールの大きいファンファーレ・タイプの曲で、同時に大らかな良いメロディーをもっています。第2楽章はゆったりしたコンサート・マーチ。第3楽章は打楽器から開始される古代舞曲で、次第に激しさを増しトロンボーンやホルンが高鳴り熱狂的になってフィナーレに続いていきます。この楽章だけで充分にコンクールで使えます。2003年出版。CD「Ceremonial」(デ・ハスケ出版, #44002416)に収録されています。

 21. Les Voyages de Gulliver(ガリーヴァー旅行記)
M.Aulio(M.オウリオ)作曲/グレード5/19:00

マキシム・オウリオ作曲の4楽章の曲です。変化に富んだ手法でいろいろな「ガリーヴァー旅行記」に出てくる冒険が描かれています。コンサートやコンクール向きです。2003年出版。

 22. Arcana(アルキャーナ)
K.Houben(K.ハウベン)作曲/グレード5/10:00

ケヴィン・ハウベンのオリジナルでグレード5,10分の曲です。タイトルの意味は「秘密」で、ベルギーの王室の歴史にもとづいて作曲されています。劇的でスケールの大きい曲です。CD「Fanatic Winds」(デ・ハスケ出版, #44002641)に収録されています。

 23. Sinfonietta(シンフォニエッタ)
J.Van der Roost(J.ヴァン・デル・ロースト)作曲/グレード6/25:00

ヴァン・デル・ローストの作品で次の4つの楽章からできていますが、それぞれの楽章のテーマ的、音楽的なつながりはありません。第1楽章:上陸、第2楽章:剣の舞、第3楽章:川の夕暮れ、第4楽章:未来への前進、全25分のグレード6の作品です。打楽器を多く使用していて、現代的に作曲され、一つの交響曲のような風格をもっています。大阪市音楽団の創立80周年を祝って依嘱され作曲された作品で2004年の出版。



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「ポリス・アカデミー」マーチ
アメリカの警察学校を舞台にした1984年のスーパー・スーパー・コメディーです。昔の映画なのにかなり面白いのでぜひみてみてください(レンタルビデオ屋さんで借りるものが無かった時はぜひぜひ)。このテーマ曲がこのマーチで、もちろんメチャメチャ明るいです!!

ユー・レイズ・ミー・アップ(ヴォーカル・フィーチャー)
荒川静香エキシビション曲。あの癒し系のきれいな美しい曲です。

ゴッドスピード!
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アメリカの騎士
新しいアメリカを担う英雄を待望した曲。ベートーヴェンの第9、第4楽章のバリトンの歌うレシタティーヴォのテーマに似た主題が「英雄」のテーマとして使われ、この主題が全曲を支配しています。

第一組曲変ホ長調(グレード3)
ロングフィールド編曲、グレード3(中級バンド用)の譜面 です。

山の偉容
昔ポール・ヨーダーに同名の作品がありましたが、これはチェザリーニのオリジナル。二つの楽章からなり、前半静かで後半大いに盛り上がります。中級バンドのコンクール向きな良い曲です。6分で時間的にも良いです。

悪魔の踊り
ヘルメスバーガーの作曲。前半は木管が活躍する速い部分でたいへんエキサイティング。中間はゆっくりして3拍子になり、たいへん変化に富んでいます。コンクール曲におすすめ。

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