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秋山紀夫先生の輸入楽譜新譜紹介です


 No.80(2006年12月1日版)

今回はアメリカ、コロラド州にあるグランド・メサ出版社からの新譜を紹介しましょう。

 1. Dynasty(王朝序曲)
J.Nitsch(J.ニッチ)作曲/グレード3/3:51

ジェイソン・ニッチのオリジナル曲で、初中級バンド向きの良い曲です。元気よく開始され、ホルンが第1テーマを奏しトランペットや木管が繰り返し、低音の力強いメロディーも現れます。対比的なフルートのメロディーが愛らしいです。中間の遅い部分はありませんが、変化に富んだ良い曲です。コンサートやコンテストに向いています。

 2. Ragtimeout(ラグタイムアウト)
D.Bobrowitz(D.ボブロウィッツ)作曲/グレード2/1:56/

デイヴィッド・ボブロウィッツ作曲のやさしく楽しいツー・ステップで、初級バンドが充分楽しめる曲です。パーカッションがユニークな色を曲に加えていきます。アンコール向き。

 3. Song for the Winter Moon(冬の月の歌)
W.Cummings(W.カミングス)作曲/グレード1.5/3:07

ワルター・カミングス作曲のゆっくりした序曲です。グレード1.5ですが、もっと難しく聴こえるように書かれています。初級バンドにおすすめです。すべての楽器にメロディーが配され、親しみやすく、安っぽい感じはありません。

 4. Fury(嵐)
D.Myers(D.メイヤーズ)作曲/グレード1.5/2:12

デイヴィッド・メイヤーズ作曲のオリジナルで、タイトルのようなものすごさははなく、全曲短調でメロディックに書かれています。初級バンド向き。メロディーは親しみやすいです。

 5. Thunderbird(サンダーバード)
B.Grice(B.グリス)作曲/グレード2/2:28

ボブ・クリスのオリジナルで、短い序奏のあと速い主部(短調)に入り、やさしいですが大変かっこよく聴こえます。印象的な曲です。初級バンド向き。

 6. Hymn to the Saints(聖人への讃歌)
Tchaikovsky(チャイコフスキー)作曲/K.Singleton(K.シングルトン)編曲/グレード2/2:05

チャイコフスキーが1865年に作曲した合唱曲をケネス・シングルトンが編曲しました。荘重で、バンドを歌わせる練習に好適な初級バンド向きの曲です。

 7. Amber Moon(琥珀の月)
N.Wada(和田直也)作曲/グレード2.5/4:30

日本人の和田直也作曲の序曲です。短い序奏のあとに速い主部(短調のメロディーが美しいです)に入り、小太鼓も活躍します。中間部はゆっくりとしてフルートのソロのあと、トランペットが繰り返します。ABAの3部形式で盛り上がりも充分です。初級バンドの自由曲に向いています。

 8. Diamond Joe's Riviera Club
  (ダイアモンド・ジョーのリヴィエラ・クラブ)
D.Weirich(D.ウェリック)作曲/グレード2/3:07

デイヴィッド・ウェリックの楽しいオリジナルです。ハイハットのリズムで開始されるツー・ステップの曲でブルース風です。シカゴのナイト・クラブを描いた曲で、初級バンドでも充分楽しめます。コンサートやアンコールに好適です。グレード2ですが、難しく聴こえます。ドラム・セットが必要。

 9. The Triumph of Maximillian I(マキシミリアン1世の凱旋)
K.Singleton(K.シングルトン)編曲/グレード3/6:18

神聖ローマ帝国の皇帝(1527〜76)の名をタイトルとした曲で、ルネッサンス時代の何人かの作曲家の舞曲を5楽章の組曲としてケネス・シングルトンが編曲したものです。全曲で6分18秒。アンサンブル風な良い編曲で、初中級バンドのコンサート向きの曲です。

 10. Run Boys Run(走れ少年たち)
W.Cummings(W.カミングス)作曲/グレード3/2:51

アパラチアン地方の民謡をテーマとした楽しいマーチでワルター・カミングスの作曲です。打楽器が活躍し、早足の擬音も入ります。しゃれた曲です。

 11. Deep River(深い河)
T.Broege(T.ブロージ)編曲/グレード3.5/3:22

ジョー・アッターバックの作曲した黒人霊歌をティモシー・ブロージが編曲したものです。序奏に続き、フルートがテーマを奏し、木管に引き継がれます。かなり凝った編曲で、グレード3ですが中上級バンド向きです。アルト・サックスやトランペットのソロも大切です。

 12. The Visionary(幻想)
D.Bobrowitz(D.ボブロウィッツ)作曲/グレード5/7:02

デイヴィッド・ボブロウィッツの力強い序曲で、グレード5の曲です。上級バンド向きの構成やリズムを持ち、フーガも出てきます。中間はゆっくりしてフルートとユーフォニアムがからみ合います。時間も7分2秒とコンクールにも向いています。

 13. In Retrospect(追憶)
M.Schoendorff(M.シェーンドルフ)作曲/グレード4.5/7:33

マシュー・シェーンドルフのオリジナル序曲です。チャイムのソロで静かにはじまる印象的な曲です。バックのサウンドがあたたかく美しいです。ホルンが歌いはじめ、木管に引き継がれ、ゆっくりした序奏部をつくります。メロディー、ハーモニーともに美しいです。打楽器に導かれる速い主部は、木管が活躍し、変化のある主部をつくりフーガ風な動きも聴こえティンパニーも充分活躍します。再びチャイムの響きで静まり、ゆっくりした瞑想的な中間部に入ります。ここの木管の動きやハーモニーも美しいです。充分盛り上がったあと、オーボエやクラリネットのソロで静かに終わります。中上級バンド向きの曲。

 14. Danse Bacchanale from Samson and Dalila
   (サムソンとデリラからダンス・バッカナール)
Saint-Saens(サンサーンス)作曲/K.Singleton(K.シングルトン)編曲/グレード5.5/7:17

有名なサンサーンスのオペラの中の舞曲音楽です。中近東なエキゾチックなメロディーに満ち、盛り上がりも充分な自由曲向きの曲です。すでにいくつかの編曲が出版されていますが、このケネス・シングルトンの編曲も悪くありません。オーボエのソロが必要です。


M8オススメ楽譜情報

パート別フィーチャー・ポップス・メドレー
パート別のセクションがそれぞれ有名なポップ曲のメロディーを楽しくつなげていく今までなかったメドレーです。まず、トランペットが「007のテーマ」を、そしてホルンが「荒野の七人」を、そしてクラリネットが「フリントストーン」、アルト・サックスが「ピンク・パンサー」、トロンボーンが「ピーター・ガン」、テューバが「ヘイ・ベイビー」、ダブル・リードが「スクービー・ドゥー」、スネアドラムが「ワイプ・アウト」、そして最後にフルートが「星条旗よ永遠なれ」でしめるメドレーです。

イパネマの娘(アントニオ・カルロス・ジョビン)
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あのマスクの男は誰?(ゾロ,スパイダーマン,オペラ座の怪人他)
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ユー・レイズ・ミー・アップ(ヴォーカル・フィーチャー)
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小ハンガリー狂詩曲
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サックス四重奏と吹奏楽の為のジャズコンチェルト
ソプラノ、アルト、テナー、バリトンの4本のサックスが活躍するジャズコンチェルト。ジャズ独特のフレージングがいっぱいでスウィングする名曲です。古き良きアメリカ映画を思い出させてくれます。楽譜にCD付(フル・パフォーマンス)。

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