No.83 奏でる音は自分自身……
今年で教員になって４年目を迎えています。教員になったら吹奏楽部の顧問をするものだと勝手に思っていましたが、実際になってみると、とにかく大変だと実感し、今日の練習はこうすればよかったと反省する毎日です。
音楽科ではないので、正直、専門的なことには自信がありません。音楽が好きという思いだけでなんとかやっていけると思っていました。幸いにも、我が校では外部講師の方に週１回程度来ていただいているので、我が部はなんとか成り立っているという状況なのだと思います。
専門的な知識には自信がなくとも吹奏楽にかける想いだけは部員の誰にも負けないという根拠のない自信で、私は日々部員たちと接しています。そんな私の想いが強ければ強いほど、こうあってほしいという部員への要求も高まり、部員たちも大変な思いや苦しい思いをたくさん経験してきているはずです。が、どんなときでも部員たちは変わらず音楽室にやってきます。部員たちもやはり音楽が大好きなのだと思います。
悔いのない演奏……よく耳にする言葉ですが、私自身、高校３年生のときのコンクールでは「やりきった」という達成感を感じました。演奏が終わり、清々しい気持ちで胸を張って眩しいステージに立ったことを今でもはっきり思い出せます。部員たちにも同じような思いを味あわせたい！ 私の想いはこのただひとつなのです。
生徒たちは「人の心を動かす演奏」をめざして活動しています。自分たちが奏でた音で聴いている人の心が動くというのは、ほんとうに素晴らしいことだと思うし、そこが音楽の素晴らしさだと思うのです。
「みんなの奏でる音はみんな自身なんだよ」といつも話しています。「大袈裟かもしれないけれど、みんなという人間そのものが音になるんだよ」「だからみんなは技術を磨くだけではなく、心も耕さないといけないよ」と。
部員たちには音楽って楽しいなと思って中学を卒業してほしいなと思っています。高校生になっても、大人になっても、音楽がすぐそばにあるような人生を送ってほしいなと願ってやみません。
音楽科ではないので、正直、専門的なことには自信がありません。音楽が好きという思いだけでなんとかやっていけると思っていました。幸いにも、我が校では外部講師の方に週１回程度来ていただいているので、我が部はなんとか成り立っているという状況なのだと思います。
専門的な知識には自信がなくとも吹奏楽にかける想いだけは部員の誰にも負けないという根拠のない自信で、私は日々部員たちと接しています。そんな私の想いが強ければ強いほど、こうあってほしいという部員への要求も高まり、部員たちも大変な思いや苦しい思いをたくさん経験してきているはずです。が、どんなときでも部員たちは変わらず音楽室にやってきます。部員たちもやはり音楽が大好きなのだと思います。
悔いのない演奏……よく耳にする言葉ですが、私自身、高校３年生のときのコンクールでは「やりきった」という達成感を感じました。演奏が終わり、清々しい気持ちで胸を張って眩しいステージに立ったことを今でもはっきり思い出せます。部員たちにも同じような思いを味あわせたい！ 私の想いはこのただひとつなのです。
生徒たちは「人の心を動かす演奏」をめざして活動しています。自分たちが奏でた音で聴いている人の心が動くというのは、ほんとうに素晴らしいことだと思うし、そこが音楽の素晴らしさだと思うのです。
「みんなの奏でる音はみんな自身なんだよ」といつも話しています。「大袈裟かもしれないけれど、みんなという人間そのものが音になるんだよ」「だからみんなは技術を磨くだけではなく、心も耕さないといけないよ」と。
部員たちには音楽って楽しいなと思って中学を卒業してほしいなと思っています。高校生になっても、大人になっても、音楽がすぐそばにあるような人生を送ってほしいなと願ってやみません。
横浜市立金沢中学校吹奏楽部
吉積 由紀子
団員数：男子8名 女子59名 ※団員数は掲載当時のものです。
部 訓：人の心をうつ演奏を
