- シリーズ
- MSOVN 輸入ヴァイオリン・ソロ 【ヴァイオリン+ピアノ】
- 解説
- Carl Fischer Music
ミランダ・カクソンから、エリオット・カーターの『デュオ』(その峻厳さゆえに私が長年愛好してきた難曲)やロジャー・セッションズの『ソナタ』(この機会に親しむことになった作品)と並んで収録される新作の依頼を受けたとき、私はすぐに、尊敬する先達たちの作品――セッションズの力強くも洗練された音楽や、カーターの人間味とウィットに富んだ多層的な時間構成や対位法的な設計――をいかに引き立てるような新作を書くべきかと思案し始めました。そこで目を向けたのが、2007年に書かれたある音楽の断片でした。それは、スウェーデン系アメリカ人の友人夫妻であるペールとカリン・フォン・ゼロウィッツの結婚祝いとして書かれた17小節の曲でした。ヴァイオリン・ソロのための小品という「機会音楽」であったこの曲を、より大きな作品の冒頭部として再構築することにしました。その8声部による回転ピッチ・カノン(旋律をずらして重ねる技法)は、層状の構成を好んだカーターの作風に通じるものがあるように思えたからです。新たに作曲したピアノ・パートでは、セッションズの作品に見られる力強さと旋律の独創性を体現しようと試みました。しかし、この作品の創作を最終的に突き動かしたのは、ミランダとブレアへの敬意、そしてペールとカリン、さらには彼らの子供たちであるグスタフとアストリッドへの愛情でした。タイトルはスウェーデンの民俗伝承に由来し、そのルーツは北欧神話にまで遡ります。「ストロムカール(Strömkarl)」(「ネッケン(Näcken)」とも呼ばれ、E.J.スタグネリウスの同名詩でも不朽の名を得ています)は、川や滝に住む孤独な存在で、出会った人間を楽しませたり誘惑したりするためにヴァイオリンを演奏します。彼が邪悪な存在かどうかについては諸説ありますが、その演奏技術が並外れているという点では誰もが意見を同じくしています。彼の演奏を聴くと、無機物でさえ踊り出すほどなのです。『ストロムカール』はジーン・ゴーデットの委嘱によりミランダ・カクソンのために作曲され、彼女はブレア・マクミレンと共にUrlicht Audiovisual(アーリヒト・オーディオヴィジュアル)のために本作を録音しました。 - 作曲者
- ジェイソン・エカート (Jason Eckardt)
- 編成
- Violin
Piano













