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- シリーズ
- MUNS 輸入吹奏楽オリジナル作品(フルスコアのみ)
- 解説
- Gramercy Music
シロッコは、ホットハウス・フェスティバルからドンカスター・コンサート・バンド(音楽監督:カレン・ロバーツ)に委嘱され、2007年3月の同フェスティバルで初演されました。シロッコとは、サハラ砂漠を起源とし、地中海を北アフリカから南ヨーロッパへと吹き渡る風のことです。ピーター・グラハムはこの風にインスピレーションを得て、地中海の民謡3曲をフィーチャーしたバンドのための傑作を作曲しました。
3つの楽章のうち2つは、それぞれの国でよく知られています。まず、速くて激しい「タランテラ」は、イタリアの伝統的な結婚式でよく聞かれます。一方、「ロマンサ」は、スペインギターの代名詞とも言える、スペインで最も長く愛されているメロディーの一つと言えるでしょう。
最後の楽章は、ギリシャの伝統的なダンスミュージックにルーツを持ち、ハサピコの緩急が融合した曲です。この形式の最もよく知られた例は有名な「ゾルバの踊り」ですが、同じように、シルタキの静かな冒頭の小節はすぐに熱狂的な活動に変わり、アンサンブル全体が独自の音楽の嵐を巻き起こします。 - 作曲者
- ピーター・グレアム (Peter Graham)













