- シリーズ
- MUN 輸入吹奏楽オリジナル作品(スコア&パート)
- 解説
- 本作品は京都大学吹奏楽団の委嘱により2015年4月に完成しました。第5回以降のシンフォニックジャズ&ポップスコンテスト課題曲でもあります。
軽快なラテン系のリズムによるシンフォニック・ポップスです。ラテン・リズムと一口に言いますが、実は大きく分けて2つの種類があり、それぞれ全く違うものなのです。一つはブラジル系の「サンバ」や「ボサ・ノバ」、もう一つはキューバ系の「チャチャチャ」や「ルンバ」で、これは「サルサ」とも呼ばれています。この曲は「サルサ」系のリズムで、ディープなラテンというよりはそのエッセンスを洗練させて軽快にしたものです。
曲は期待感あふれるイントロダクションに導かれて、木管群による第1のテーマが晴れた空に漂う青雲(インディゴ・クラウド)のように演奏されます。
テーマのサビはトランペット・ソロで吹かれ、再び第1のテーマがトゥッティで演奏されると、トロンボーン・セクションのソリ、サックス・セクションのソリ、そしてトランペット・ソロとめまぐるしく展開していきます。特に、普段は脇役に徹しているトロンボーン・セクションのソリは聞き所です。
その後も第1テーマの変形がいろいろな組み合わせで出現し曲は盛り上がっていきます。そして短3度上のキーに転調、クライマックスを迎え、そのまま激しく曲を閉じます。
※アトリエエム社の楽譜については、演奏許諾書を添付するため、ご購入の際は、演奏団体名が必要となります。 - 作曲者
- 真島俊夫 (Toshio Mashima)