- シリーズ
- SCS コンクール セレクション(スコアのみ)
- 解説
- このシリーズは、20〜30人で演奏できるように編曲されています。
どの曲も7分以内におさめられているので、今すぐコンクールに向けて練習をスタートできます。
「人数が足りないから…」とあきらめていたあの曲で金賞を!
イタリアオペラの大家、ジャコモ・プッチーニが作曲した3幕からなるオペラです。1800年頃のローマを舞台に、画家のカヴァラドッシと、彼の恋人で有名な歌手トスカ、そして残忍な警視総監スカルピア、これらの主要な登場人物が最後には皆命を落としてしまう愛と悲劇の物語で、1900年に初演されました。プッチーニが織りなす甘美なメロディと劇的な音楽は、フィギュアスケートで用いられることも多く、オペラを知らなくても耳にしたことがあるのではないでしょうか。
【アレンジャーより】
吹奏楽でも人気の高い第3幕から、主要な部分を抜粋して編曲しました。原曲では、微妙な音色の変化や様々な表現をするために、緻密なオーケストレーションが施されています。この編曲では、少人数でも作曲者の意図が表現できるよう、注意を払ってアレンジしました。オペラ作品を演奏するためには、全体のあらすじはもちろんのこと、その音楽がどのような場面のもので、歌い手がどのような表現をするか、しっかり研究して演奏する必要があります。書かれているテンポの指示以外にも、歌い手によってテンポが揺らされる箇所が多いので、原曲を聴いてみて音楽作りに役立ててください。
この編曲では、以下の場面を使用しています。(カッコ付き数字と小節数は、原曲の練習番号と小節数です。)
・冒頭〜(1)2小節目:ホルンのファンファーレ。
・(1)11〜14小節目:朝の情景。
・(4)1〜15小節目:朝を告げる鐘の音。
・(10)4〜(11)6小節目:牢屋のカヴァラドッシがトスカに別れの手紙を書く場面。
・(12)8〜(13)6小節目:(11)からアリア「星はきらめき」。
・(16)5〜(19)3小節目:牢屋に訪れたトスカがこれまでの経緯をカヴァラドッシに語る場面。
・(34)7〜(35)9小節目:カヴァラドッシが銃で処刑される場面。
・(36)5〜11小節目:本当に処刑されたことに気付かないトスカが倒れたカヴァラドッシに話しかけ続ける場面。
・(37)〜(40)1小節目:カヴァラドッシが本当に死んでいることに気付いたトスカが取り乱し、スカルピアが殺されたことを知った兵士達が駆け寄る場面。
・(40)7小節目〜最後:兵士はトスカを逮捕しようとするが、トスカは屋上から身を投げて物語が終わる。 - 編曲者
- 佐藤丈治
- 作曲者
- Giacomo Puccini
- 編成
- 【* = オプションパート】
Full Score
Fl.1 / Fl.2(Picc.) / *Ob. / *Bsn.
*Eb.Cl. / Cl.1 / Cl.2 / Cl.3 / *B.Cl.
A.Sax.1 / *A.Sax.2 / T.Sax. / *Bar.Sax.
Trp.1 / Trp.2 / *Trp.3
Hrn.1&2 / *Hrn.3&4
Trb.1 / Trb.2 / *Trb.3
Euph. / Tuba / *St.B.
Timp. / Perc.1 / Perc.2 / Perc.3
【備考】
Bsn., B.Cl., Bar.Sax. のいずれか1つの楽器がいると想定して編曲しています。 - 使用Perc.
- ■Timpani
■Percussion I
Chime (on stage)
Vibraphone
Suspended Cymbal
Pair Cymbal
■Percussion II
Chime (off stage)
Bass Drum
Marimba