- シリーズ
- MUN 輸入吹奏楽オリジナル作品(スコア&パート)
- 解説
- Amstel Music
●第5楽章 ホビッツ(小人族たち) Hobbits
この楽章は楽しいフォーク・ダンスの雰囲気のなかに、注意深くかつ楽天的なホビッツの性格が表現されます。続く聖歌はホビットの仲間たちの決心や高貴さを表現しています。
終楽章はホビッツとガンダルフがザ・グレイ・ヘヴン(灰色の天国)をめざして、白い船ではるか水平線のかなたに消えていくことを描いています。
曲はゆっくり開始され、まもなく第1楽章できかれた金管のテーマが奏でられ、壮大な感じが戻ります。
これが高まると少しテンポを速めフォーク・ダンスが出てきます。この喜ばしげな元気のよいテーマは、テューバなどで何回も奏せられます。曲の半分ほどのところでテンポをゆるめ、美しいメロディがフリューゲルホーン等で奏せられます。これはフォーク・ダンスのメロディの主題によるコラールの部分で次第に高まってテュッティとなり、再びテューバ等によるメイン・テーマがあらわれます。ホルンを中心とする金管のテーマの高まりのあと、音楽は静かなムードとなり、船が水平線上に消えていく様子を、ティンパニーとともに描いて、曲を閉じます。
(秋山紀夫) - 作曲者
- ヨハン・デ・メイ (Johan de Meij)