- シリーズ
- MFOCS 輸入フルオーケストラ・クラシック作品(フルスコアのみ)
- 解説
- Edwin Kalmus
ノルウェーの作曲家エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)が1868年に作曲したピアノ協奏曲イ短調作品16は、グリーグが完成させた唯一の協奏曲である。彼の作品の中でも最も人気のある作品の一つであり、レパートリーの中でも最も人気のあるピアノ協奏曲の一つである。ロベルト・シューマンのピアノ協奏曲に類似し、おそらく影響を受けたと思われるこの作品は、グリーグがノルウェーの民俗音楽に興味を持っていたことの証でもある。冒頭の華やかな装飾で、下降する短二度に続いて下降する長三度というカスケード的なモチーフが用いられており、これは作曲家の母国ノルウェーの民俗音楽に典型的なものである。1909年にヴィルヘルム・バックハウスによって録音されたこのピアノ協奏曲は、技術的な制約によりわずか6分に大幅に短縮されたものの、史上初の録音となった。 - 作曲者
- エドヴァルド・グリーグ (Edvard Grieg)