- シリーズ
- MSOVI 輸入ヴィオラ・ソロ 【ヴィオラ+ピアノ】
- 解説
- Ludwig Masters Publications
1834年1月、偉大なヴァイオリニスト、ニッコロ・パガニーニは、新しく入手したストラディヴァリウスを披露するためのヴィオラ協奏曲をエクトル・ベルリオーズ(1803年 - 1869年)に依頼したが、パガニーニは継続的に演奏できないと分かると、この依頼を断った。バイロンの英雄の旅にインスピレーションを得た「イタリアのハロルド」作品16/H.68は、1834年11月23日に音楽院コンサート管弦楽団の演奏で初演された。ナルシス・ジラールの指揮の下、パガニーニの代わりにクレティエン・ウルハンがソリストを務めた。協奏曲というよりは、ヴィオラ・オブリガートを伴う交響曲という方が正確である。1838年12月のコンサートでこの協奏曲を聴いたパガニーニは、恍惚とした表情で作曲者を舞台に呼び戻し、ひざまずいてその手にキスをした。フランツ・リストは1836年にこの作品のヴィオラ伴奏付きピアノ編曲版をS.472として作曲した。 - 作曲者
- エクトル・ベルリオーズ (Hector Berlioz)
- 編成
- Viola
Piano