- シリーズ
- MSOKE 輸入ピアノ・ソロ
- 解説
- Ludwig Masters Publications
「トンボー」という言葉は17世紀の音楽用語で、「追悼のために書かれた曲」を意味します。モーリス・ラヴェル(1875-1937)は、伝統的なバロック組曲を基にした6楽章からなるピアノ独奏のための組曲「クープランの墓」を作曲しました。各楽章は第一次世界大戦で戦死した友人の追悼に捧げられています。題名に出てくる「クープラン」とはフランソワ・クープラン(1668-1733)のことですが、ラヴェルの意図は特定の作曲家ではなく、バロック時代のフランス鍵盤楽器組曲全体の感性に敬意を表すことでした。この組曲は、一見すると重苦しいイメージではなく、むしろ軽妙な印象を与えますが、ラヴェルは「死者は永遠の沈黙の中で、十分に悲しんでいる」と語っています。楽章:I. プレリュード、II. フーガ、III. フォルラーヌ、IV. リゴードン、V. メヌエット、VI.トッカータ。 - メドレー収録曲
- I. Prelude
II. Fugue
III. Forlane
IV. Rigaudon
V. Menuet
VI. Toccata - 作曲者
- モーリス・ラヴェル (Maurice Ravel)
- 編成
- Piano