- シリーズ
- MFOC 輸入フルオーケストラ・クラシック作品(スコア&パート)
- 解説
- Edwin Kalmus
モーリス・ラヴェル(1875-1937)の作品中、ほぼ1時間に及ぶ最長の一幕バレエ『ダフニスとクロエ』は、作曲者自身によって「振付交響曲」(Symphonie choregraphique)と評されました。ギリシャの羊飼いダフニスと羊飼いの娘クロエを描いたこのロマンスは、ラヴェルが1909年に著名なロシアのバレエ団興行師セルゲイ・ディアギレフから委嘱を受けて作曲に着手し、1912年の初演ではヴァーツラフ・ニジンスキーとタマーラ・カルサヴィナが主役を演じました。印象派特有の豊かなハーモニーと音楽的ライトモチーフに満ちたこの作品は、ラヴェルの作品の中でも最も情熱的で最高傑作の一つとされています。ラヴェルはこのバレエから楽曲を抽出し、合唱の有無にかかわらず演奏可能な2つの管弦楽組曲を作曲しました。合唱なしの演奏の場合は、楽器パートが代替として挿入されています。編成:3(2nd/3rd dPicc)+Afl.2+EH.2+EbCl+BCl.3+CBsn:4.4.3.1:ティンパニ、パーカッション(12パート):Hp(2).Clst:Str(セットでは4-4-3-3-3):混声合唱(オプション、別売)。 - 作曲者
- モーリス・ラヴェル (Maurice Ravel)