- シリーズ
- MFOC 輸入フルオーケストラ・クラシック作品(スコア&パート)
- 解説
- Edwin Kalmus
モーリス・ラヴェル(1875-1937)は、オペラ好きの父が脳卒中を起こしたことをきっかけに、1907年に一幕劇『スペインの刻(L'HEURE ESPAGNOLE)』の作曲に着手しました。この辛い出来事が、彼が初めてオペラに挑戦するきっかけになったと言われています。モーリス・エティエンヌ・ルグランは、フラン=ノアンというペンネームで、1904年に発表した同名の戯曲を基に台本を執筆しました。物語は、時計職人の妻が夫の留守中に複数の男を誘惑し、夫の時計に閉じ込めようとするというものです。ルイーズ・クルッピに献呈されたこの作品は、1911年5月19日にパリのオペラ=コミック座で、ジュール・マスネの『テレーズ』との二本立てで初演されました。楽器編成:2+Picc.2+EH.2+BCL.2:サルソフォン:4.2.3.1:ティンパニ:パーカッション(5-7):2Hp:Clst:Str(セットでは4.4.3.3.3):
ボーカル・ソリ(5つの役割、ATTBB)。 - 作曲者
- モーリス・ラヴェル (Maurice Ravel)