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- シリーズ
- MUNS 輸入吹奏楽オリジナル作品(フルスコアのみ)
- 解説
- Ludwig Masters Publications
法華経の三つの啓示は、究極の完成を求める人間の魂の三つの異なる状態を音楽で表現しようとする試みです。法華経は、人間の尊重、自己の完成、そして世界平和、つまりヒューマニズムの教えであり、人類を分裂から統一へ、不和から調和へ、争いから平和へと導きます。
I. 第1楽章「覚醒」(宇宙の光に目覚める)は、人間の心が日常生活の狭い領域から宇宙全体を観想し、宇宙と一体化するまでの視野を広げることで得られる、広大で豊かな経験を表しています。
II. 観想(魂の深淵を観想する)は、心が「外」宇宙から「内」宇宙へと向きを変えること、つまり、アイデンティティを探求する人間の意識の無限の可能性を探り、「なぜ?」という言葉で始まる永遠の問いに答えようとする試みを表しています。
III. 「歓喜(平和の美を喜ぶ)」は、地上における平和とは、単に戦争、破壊、苦痛、苦悩がない状態ではなく、それ自体が美であり、真の兄弟として永遠の探求を分かち合うすべての人々が心から喜び合う機会であるという認識を描いています。
この組曲は、立正佼成会の創立者であり会長である庭野日敬師の77歳の誕生日を記念して委嘱され、同会に敬虔に捧げられています。 - 作曲者
- アルフレッド・リード (Alfred Reed)