- シリーズ
- MSOKE 輸入ピアノ・ソロ
- 解説
- G. Henle Verlag
大規模な舞台作品から特定の楽曲や場面を抜粋して演奏することは、オペラや劇付随音楽をより幅広い聴衆に親しんでもらうための、古くから定評ある手法です。プロコフィエフも、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』に基づくバレエ音楽が1938年にブルノで初演される以前から、すでに2つの管弦楽組曲と10曲からなるピアノ曲集を編纂していました。ピアノ編曲版では、原曲の管弦楽が持つ豊かな色彩感こそ失われていますが、力強い響きが独自の魅力を生み出しています。その様式は、繊細なカンティレーナ(歌うような旋律)から、印象派的な響きのうねり、さらには鮮烈な和音の奔流に至るまで、実に多彩です。ロミオとジュリエットの別れの場面など、印象的な人物描写や際立った情景がシェイクスピアの詩情を鮮やかに描き出しており、とりわけ有名な第6曲「モンタギュー家とキャピュレット家」は必聴です。
ヘンレ社から刊行される本作は、この曲集にとって初の原典版(ウアテクスト)となります。青い表紙でおなじみの同社のプロコフィエフ作品ラインナップに、間違いなく歓迎すべき一冊が加わりました。運指はユリウス・アサルが担当しています。彼はこのピアノ曲集を、高い評価を受けた自身のデビュー・レコーディングの主要レパートリーとして取り上げています。 - 作曲者
- セルゲイ・プロコフィエフ (Sergei Prokofiev)
- 編成
- Piano













