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- シリーズ
- QH 吹奏楽ヒットシリーズ
- 解説
- アメリカンドリームを満喫させてくれた映画「ロッキー」。この映画は、興業そのものでも記録やぶりの大成功をおさめ、「ロッキー」の代名詞となった主役のシルベスター・スタローンも一躍大スターとなった。成功を予感させるファンファーレに始まるこのテーマは、モード的な手法によって作曲されており、日本人の感覚に特にマッチしているため、今もなお変わらぬ人気を保っている。
1976年公開の映画『ロッキー』(ジョン・G・アヴィルドセン監督,シルヴェスター・スタローン主演)のテーマ曲。以後、多くの続編がつくられた。内容はおなじみ、落ちぶれたボクサーの再起物語である。
この曲が日本の吹奏楽界に与えた影響は大きかった。これほどパワフルで、金管楽器が活躍し、まるで吹奏楽オリジナルのような映画音楽は初めてだった(なぜかアメリカでは、日本ほどの人気はない)。吹奏楽部員憧れのトランペッター、メイナード・ファーガソンによるフュージョン版が大ヒットしたことも大きかった。学園祭で、定期演奏会で、マーチングで、パレードで、とにかくこの曲を演奏しないバンドのほうが珍しいほどの人気となった。金管に自信があるバンドは、別曲《ロッキーのファンファーレ》も取り上げたものである。
作曲者ビル・コンティは、TV・映画音楽のベテラン。シリアス・ドラマの音楽も書くが、“闘い”がモチーフになるとたちまち本領を発揮、1983年の映画『ライトスタッフ』(フィリップ・カウフマン監督)ではアカデミー作曲賞を受賞、89年のTVドラマ『南北戦争物語 愛と自由への大地』の音楽もたいへんな名曲として知られている。(富樫鉄火、「Standard Pops」ライナーノーツより) - 編曲者
- 山下国俊
- 作曲者
- Bill Conti
- 編成
- Cond / Pic / Fl1 / Fl2 / Ob / EsCl / Cl1 / Cl2 / Cl3 / A.Cl / B.Cl / Bsn / S.sx / A.sx1 / A.sx2 / T.sx / B.sx / Tp1 / Tp2 / Tp3 / Hr(inF)1.3 / Hr(inF)2.4 / Tb1 / Tb2 / Tb3 / Euph(T.C) / Euph(B.C) / Tuba / Drs / Perc1 / Perc2 / Gt
- 使用Perc.
- Drs / (Perc1)Timp、Glck、C.bell、Xylo / (Perc2)Conga、C.bell、Tamb、Timp