サンプルPDF
- シリーズ
- IEWW 輸入木管アンサンブル 【木管二重奏(バスーン & クラリネット)】
- 解説
- Editions Henry Lemoine
フランスの作曲家ジャン=ミシェル・ダマーズは数多くの木管室内楽曲を残していますが、本作は、意外にも珍しい組み合わせであるクラリネットとファゴットのための作品として、素晴らしいレパートリーの一つと言えるでしょう。第4楽章は「旋律と伴奏」という歌のようなスタイルをとっていますが、それ以外の5つの短い楽章はいずれも対話的なスタイルで書かれており、対位法やカノンが多用され、一方のパートが休符の間に他方のパートを補うような構成になっています。作品全体を通して、ダマーズ特有の穏やかな魅力とウィットが感じられます。
この二重奏曲は、プロの演奏家にとっても興味深い内容であると同時に、フィナーレ終盤の非常に速いパッセージを除けば、音大生や上級レベルの高校生でも十分に演奏可能です。特に、変拍子で書かれた第5楽章におけるリズミカルな掛け合いが印象的でした。和声法は新古典主義的で心地よい響きですが、同じ響きがやや長く続く傾向があります。ファゴットのパートは頻繁に音部記号が切り替わり、特に高音部記号(ト音記号)が多用されている点は、多くの奏者にとって不必要に煩わしいものと感じられるでしょう。とはいえ、このスタイルを好む方には特におすすめできる素晴らしい作品です。
ショーン・オズボーン
『The Clarinet』誌
2013年9月 - 作曲者
- ジャン=ミシェル・ダマーズ (Jean Michel Damase)
- 編成
- Clarinet
Bassoon













