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- シリーズ
- MUCS 輸入吹奏楽クラシック作品(フルスコアのみ)
- 解説
- C L Barnhouse Co.
この曲は、1716年ワイマール時代に作曲されました。原曲は世俗カンタータの一部で、「狩のカンタータ」と呼ばれる「わが楽しみは、元気な狩のみ」というタイトルの15曲の中の1曲です。
カンタータの内容は、狩の女神ダイアナと彼女の恋人で冷淡なエンディミオンの物語で、ダイアナはエンディミオンの愛を確かめようと「私はクリスティアン王の誕生日の狩を企画し、その成功のために王にキスする」と打ちあけます。心配したエンディミオンは音楽の神パンと羊飼いと草原の女王パレスを伴って狩に同行します。そこでパレスが歌うアリアがこの「羊は静かに草をはみ」という美しい曲で、王の庇護の下に民が幸に暮らすという意味です。物語と実在の人物を組み合わせた面白いアイデアの曲です。
この版のリードの編曲では、木管を中心に、穏やかなこの曲の雰囲気が上品に表現されています。
(秋山紀夫) - 編曲者
- アルフレッド・リード (Alfred Reed)
- 作曲者
- ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (Johann Sebastian Bach)