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- シリーズ
- MUNS 輸入吹奏楽オリジナル作品（フルスコアのみ）
- 解説
- C. Alan Publications
大判スコア
17世紀のイギリス人作家ジョンミルトンの造語である「パンデモニウム」という言葉は、彼の文学作品「パラダイスロスト(失楽園)」に初めて登場した地獄の都市の名前です。ミルトンは、自身の造語が21世紀になってこれほどまでに一般的化することなど想像もしなかったでしょう。9/11、太平洋津波、ハリケーンカトリーナなどの大災害が多発したことにより、「パンデモニウム」という言葉がそのような大惨事に結び付けられるようになりました。さまざまな意味で、この言葉は次のように定義することができます。野生の無法、騒乱した場所や場面、悪の巣窟、さらには地獄の首都。 (パンデモニウムのスペルの中心には「DEMON=悪魔」が含まれています)これらの定義を超えて、この言葉はより個人的な文脈でも使用され、悲惨な報道を目にしたときの個人の困惑や漠然とした不安も表します。また、忙殺される日々の生活においても人は混乱を感じるかもしれません。さらに一部の人は、時々私たちの人生を悪魔が支配し、自分の中に大いなる悪魔を作り出すことができると信じています。Western/Northwestern divisions of the College Band Directors National Associationの委嘱によって作曲されたこの作品は、この用語の幅広い意味を描いています。
作品の中で、パンデモニウムと言うべき壊滅的な世界や、混乱や不安が表現され、不気味で不確実に聞こえるように意図されており、暴力的に聞こえる瞬間も存在します。作品のある部分で、「悪魔の行進曲」、「悪霊の踊り」なども現れます。ただ、その解釈は、純粋にリスナー次第です。これはプログラマチックな音楽を意図したものではない、とシッチーは述べています。とても現代的な作品で、タイトルが表すさまざまな意味を表現しようとする思考を刺激する作品なのです。シッチーは、この作品は標題音楽ではなく、各場面で提供される音、メロディ、音楽の印象を通して、聞き手が独自の解釈を選択できると述べています。 - 作曲者
- ロジャー・シシー (Roger Cichy)
- 編成
- Piccolo
Flute 1/2
Oboe 1/2
Bassoon 1/2
Clarinet in Bb 1
Clarinet in Bb 2
Clarinet in Bb 3
Bass Clarinet in Bb
Alto Saxophone 1
Alto Saxophone 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet in Bb 1
Trumpet in Bb 2
Trumpet in Bb 3
Horn in F 1/2
Horn in F 3/4
Trombone 1
Trombone 2
Bass Trombone
Euphonium B.C.
Euphonium T.C.
Tuba
String Bass
Timpani
Percussion 1 (slap stick, crash cymbals, snare drum, tambourine, bass drum, finger cymbals, suspended cymbal, vibraslap, triangle)
Percussion 2 (4 concert toms, guiro, tam-tam, vibraslap, claves, slap stick, woodblock, crash cymbals, suspended cymbal, snare drum)
Percussion 3 (xylophone, chimes, vibraphone, bells)
