- シリーズ
- BK 書籍
- 解説
- これほど残酷な「いじめ」を、なぜ親も教師も見抜けないのか。クラス全員が加害者となり1人を追い込んでしまう地獄の構図は、なぜ生まれるのか――。恐るべき速度で「進化」しつづける「いじめ」の正体を、気鋭のカウンセラーが暴き、解決法をわかりやすく示す。内容は1陰惨ないじめを乗り越えた子どもと家族の話 2大人からは見えない巧妙ないじめのパターン3被害者以外は全員が加害者にまわるいじめの心理 4いじめにあっている子を持つ親が何をすればいいのか、学校と何を話し合い、どう解決すればいいのかの具体策 5いじめを見つけるチェックリストなど。いじめ問題の核心をズバッと突いた、1時間で読める衝撃の一冊。
弊社は、音楽合奏の楽譜を主に出版している会社です。子どもたちが集まって1枚の楽譜を通して全員でひとつの音楽を創り出すことによって、一人ひとりに音楽の素晴らしさ、友情、達成感などを感じてもらいたいと願っています。音楽を創る過程においては、ときには意見の食い違いによる喧嘩もあるでしょう。団体活動の中での意見の衝突はいろいろです。大人の世界でも多いのですから、純粋な子どもたちであればなおさら多いのも当たり前かもしれません。そして当然、挫折もあります。コンクール会場、コンサート会場の片隅でミスをした生徒が涙している姿を見かけることは多々あります。野球やサッカーにおいてとても大事な場面でエラーをした生徒が泣いているのと同じです。そんなとき、エラーをした生徒のところに仲間が集まるのと同様、演奏後にミスをした生徒を励ましてあげる生徒がいてほしい。そういう生徒がカッコイイと思えるクラブ活動になればと思っています。そして、今でもそういった微笑ましい光景はよく見かけます。それが“音楽の力”です。しかし、昨今の「いじめ問題」は、音楽の力だけでは解決できないほど、残酷で陰湿になっているのが現状です。この『教室の悪魔』は、「いじめ問題」をどう解決すればよいか、その核心にふれています。大人には見えない巧妙な「いじめ」のパターン、被害者以外は全員加害者の構造、いじめを乗り越えた家族の話、どう解決すればよいのか「いじめ」をみつけるチェックリスト等、ズバッと提示してくれます。音楽を愛しているクラブのみんなに読んでほしい一冊です。 - 編成
- 書籍(B6 138ページ)