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- シリーズ
- QH 吹奏楽ヒットシリーズ
- 解説
- 2016年度上半期放送のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。「とと」とは「お父さん」のこと。子どもの頃に父を亡くした三姉妹。その長女がお父さん代わりも果たしながら頑張るお姉さんで「とと姉ちゃん」と呼ばれている。彼女は後に人気雑誌「暮しの手帖」を創刊することになる実在人物「大橋鎮子」がモデルである。主題歌は約6年ぶりにアーティスト活動を再始動させた宇多田ヒカルが担当。NHKドラマへ楽曲を提供するのは初めてということもあって、大きな話題となった。
【アレンジャーより】
10代でデビュー作「Automatic」を爆発的にヒットさせ注目された宇多田ヒカルさん。昭和40年代に同じように衝撃的デビューを成していた藤圭子さんが母であることを多くの人が知ったのは、大ヒットの後だったと思います。藤さんは、ドスの効いた声の「怨歌の女王」として一時代を築きました。そのご両親もまた浪曲歌手と三味線奏者。時代とジャンルは違っても、人の心を惹きつけて止まないハスキーヴォイスの歌唱力が脈々と受け継がれているような気がします。音楽プロデューサーである(ヒカルさんの)父の影響も受けているでしょう。そして、今はヒカルさん自身も母となり、この「花束を君に」では、大らかさを増した歌唱を披露。毎日、朝・昼のドラマで流れ、母体に包み込まれているような気にさえさせてくれます。
さて、原曲の内容はピアノやストリングスをふんだんに使った伴奏のバラードで、途中からシャッフルする16ビートのドラムが入ります。歌はそれほど鋭いシャッフルではなく、自由自在に歌っている感じです。
しかし、ここ吹奏楽で演奏するのには、各自が自由にしていたのでは合奏が成り立ちません。メロディーに縦のハーモニーが合うように伴奏やオブリガートなどをアレンジしました。また、Solo, Soliをはじめ各セクションが気持よく演奏出来る所を沢山作りました。16分音符のシンコペーションを含んだ複雑なリズムのメロディーは、練習のしがいがあるでしょう。 - ソロパート
- Solo : T.sax. 9小節
Soli : Fl. 4小節 / A.sax. 2小節 - 編曲者
- 小島里美
- 作曲者
- 宇多田ヒカル
- 編成
- 【フルスコア付きのA4判の譜面】
Full Score / Picc. / Fl.1 / Fl.2 / Ob. / Es.Cl. / Cl.1 / Cl.2 / Cl.3 / A.Cl. / B.Cl. / Bsn. / S.Sax / A.Sax.1 / A.Sax.2 / T.Sax / Bar.Sax / Trp.1 / Trp.2 / Trp.3 / Hrn.(in F)1&2 / Hrn. (in F) 3&4 / Trb.1 / Trb.2 / Trb.3 / Euph. / Tuba / St.Bs.(El.Bs.) / Dr. / Perc. - 使用Perc.
- Drs /Vib., Glock., Xylo., S.Cym., Conga, Claves, Timp., W.Chime, Finger Cym.