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- シリーズ
- MBBS 輸入金管バンド(フルスコアのみ)
- 解説
- Gramercy Music
スコットランド西海岸で幼少期を過ごした兄と私は、古いバルブ付きラジオグラムの相続人となり、初めてラジオ放送を体験しました。短波信号と雑音を通して、大西洋の向こう側から様々な番組を拾うことができました。特に野球の試合は記憶に残っています。アナウンサーのアメリカ訛りは、私たちの小さなエアシャーの町から遠く離れた、刺激的な世界を垣間見せてくれました。こうした記憶が『ラジオ・シティ』の基盤となっています。
この作品は3つの楽章から成り、各楽章はフィリップ・クーツによるラジオ・アナウンサーのパスティッシュな物語で始まります。第1楽章「City Noir」は、レイモンド・チャンドラーの同名私立探偵フィリップ・マーロウと、1940年代カリフォルニアの暗い街並みへのオマージュです。
第2楽章「Cafe Rouge」は、ニューヨークの有名なホテル・ペンシルバニアのメインレストランにちなんで名付けられました。 1940年代に最も有名なバンドリーダーの二人、トロンボーン奏者のグレン・ミラーとトミー・ドーシーは、このカフェから幾度となく生放送を行い、その楽章は当時の想像上の音のコラージュと共鳴しています。
フィナーレの「Two-Minute Mile」は、アメリカで「スポーツ界で最もエキサイティングな2分間」と称されるイベント、ケンタッキーダービーに由来しています。名手ソリストの演奏はケンタッキー・ブルーグラスのフィドル音楽に由来し、ブルーグラスの軽快なクロッグダンスのリズムが背景を彩っています。
ピーター・グラハム、2013年1月 - メドレー収録曲
- 1 - City Noir
2 - Cafe Rouge
3 - Two-Minute Mile - 作曲者
- ピーター・グレアム (Peter Graham)













