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- シリーズ
- QH 吹奏楽ヒットシリーズ
- 解説
- これはグレン・ミラー楽団の演奏で大ヒットしたジャズ・ナンバー。昔は「アメリカ民謡」とされていたが、いまでは作曲者名が判明しており、音楽家ジョセフ・ウィナーが1869年に「イーストバーン」なるペンネームで発表した歌曲だそうである。
「茶色の小びん」とは要するに酒のことで、原曲の歌詞によれば、1年中酒が手離せず、酒が入った茶色の小びんを腰にぶら下げている農民夫妻、要するにアルコール依存症の夫婦を揶揄した曲なのである。よってアメリカでは“ドリンキング・ソング”(酔っ払い唄)とされている。それが、まさかこれほど軽快なスウィング曲になるとは考えてみれば意外な話で、グレン・ミラーの楽曲発掘能力、また、アレンジャーの能力がいかに高かったかがわかる。映画『グレン・ミラー物語』の中では、ミラー本人が妻に「茶色の小びん」をプレゼントするシーンがあるが、別に彼らはアルコール依存症ではないので誤解なきよう。
なお、この編曲は、作曲家・浦田健次郎による。管弦楽から邦楽、吹奏楽まで幅広い作品で知られ、コンクール課題曲も2008年の《セリオーソ》を含め計3回書いているベテランである。(富樫鉄火、「Standard Pops」ライナーノーツより) - ソロパート
- A.sx=8小節
- 編曲者
- 浦田健次郎
- 作曲者
- Joseph Winner
- 編成
- Cond / Fl / Ob / EbCl / Cl1 / Cl2 / Cl3 / B.Cl / Fg / A.Sx1 / A.Sx2 / T.Sx / B.Sx / Tp1 / Tp2 / Tp3 / Hr(inEb)1.2 / Hr(inF)1.2 / Hr(inEb)3.4 / Hr(inF)3.4 / Tb1 / Tb2 / Tb3 / Euph / Bs / Dr / Perc
- 使用Perc.
- Dr / Vib