No. | 曲名 | 時間 | サンプル試聴 | 楽譜情報 |
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1 | Twentieth Century Fox Trademark - A.Newman/arr. T.Mashima | 00分00秒 | ||
2 | A Guide to The Advanced Tec辺hnique - K.Kawabe | 00分00秒 | ||
3 | Sinfonia Nobilissima For Band - R.Jager | 00分00秒 | MUN8062 | |
4 | First Suite in Eb Op.28 No.1 - G.Holst/edit. C.Matthews | 00分00秒 | MUN8021 | |
5 | Fumon - H.Hoshina | 00分00秒 | ||
6 | Festival Variations - C.T.Smith | 00分00秒 | MUN8019 | |
7 | Lied ohne Worte - R.Rudin | 00分00秒 | ||
8 | Disco Kid - O.Shoji | 00分00秒 |
- シリーズ
- JCD 国内盤吹奏楽CD
- 解説
- 佐渡裕指揮によるシエナ・ウィンド・オーケストラの3枚目のCDです。新潟のユートピア・コンサート・ホールで、2004年12月14日に演奏会を開き、引き続き15、16日の両日を使ってコンサートと同じプログラムを録音したものです。まず、オープニングで、トランペットをはじめとする金管セクションの豪華なサウンドに包まれます。20世紀フォックス映画のタイトル音楽として有名なファンファーレです。ご存じの方も多いはず。短いですが、真島俊夫編曲の良いファンファーレなので、出版が望まれます。このCDには、「高度な技術への指標 (1974年)」「風紋 (1987年)」「ディスコ・キッド (1977)」の3曲のコンクール課題曲も収録されていて、名曲はその年限りでなく、いつ演奏しても良いですし、忘れてほしくないことを知らせてくれます。特に「ディスコ・キッド」はライヴ録音で、途中に付け加えられたアドリブ(原曲ではクラリネットだけですが、この演奏ではフルート、トロンボーンも)に盛んな拍手がおこり、楽員が「シエナ!」と叫んでいるのもご愛敬です。もちろんバックのドラムもゴキゲンです。更に吹奏楽名曲のベストテンに入るだろうと思われる「シンフォニア・ノビリッシマ」、ホルスト「第1組曲」、「フェスティヴァル・ヴァリエーションズ」が見事な演奏で収録されています。特に「シンフォニア・ノビリッシマ」は、いろいろある録音の中で、最もおすすめできる出来栄えで、各パートの動きがクリアーでバランスも良く、かつ活き活きとした表現が秀逸です。「フェスティヴァル・ヴァリエーションズ」の各ソロやセクション・ワークも見事で、シエナが独立したプロの団体として、その存在感を高めている理由がわかります。録音も自然で、ホール・トーンをよく収録してあり、各パートの分離も良く、クリアーさ、サウンドの豪華さを見事にとらえています。木管、打楽器も良いですが、特に金管のサウンドの素晴らしさが耳に残るでしょう。一押しの一枚です。(秋山紀夫)