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No.01 吹奏楽を続けるわけ

 私は吹奏楽部の顧問をして14年になります。光栄なことに周囲からは“音楽の先生”と思われていますが、実は英語教師です。ちなみに本校では「ミスター」といえば長嶋茂雄ではなく私のことです。
私が吹奏楽部の顧問を始めたきっかけは、初任の学校で「部活動は何ができますか」と聞かれ「吹奏楽部」と答えたのがそもそもの始まりでした。中学・高校と吹奏楽部に所属していましたが、指導の経験はなく、自信のないまま顧問になってしまいました。
顧問になった最初の年は25名のメンバーでコンクールに参加しました。しかし練習といえば曲を通すだけの合奏のみ。正直なところ「通し」以外の練習をあまり知りませんでした。なかなか仕上がらず、本番直前に音楽の先生に指導してもらってやっと音楽らしくなった時は、「これで人前で演奏できる」とホッとしたことを今でもはっきり覚えています。
私が吹奏楽を続ける理由……それは人から笑われてしまうかもしれませんが、普門館のステージに立ちたい!という思いがあるからです。
私が吹奏楽を続ける理由……というより、やめられない理由は、演奏者、観客、そして私の心が一つになった時の感動。ハーモニーが完璧に合った時、「私はこの瞬間のために生きてきたのだ」と思ってしまうくらいの心地よさ。
私が吹奏楽を続ける理由……そして、部活を引退する時に「吹奏楽部に入ってよかった」と涙を流しながら言ってくれる3年生の姿。本当は投げ出したいと思うことがたくさんあるのですが、その姿を思い出すたび、また明日も頑張ろうと思うのです。
私の今年の目標は、演奏中に必ず一人ひとりの顔を見るようにすることです。……そして、去年よりちょっとうまくなりたい、と思っています。

宮城県宮城郡利府町立しらかし台中学校吹奏楽部
高橋 正充

部員数:男子10名 女子87名 計97名   ※部員数は掲載当時のものです。
部のモットー:先輩・後輩・先生もみんな音楽仲間

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