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No.98  器楽合奏のたのしみ

 私が指導に携わっている熊の前小学校音楽部は、週3回、各1時間の練習時間を使って、主に器楽合奏に取り組んでいます。
 初めて器楽合奏の指導に携わったのは、前任校に赴任したときのことでした。指導にあたる部活動が吹奏楽でも金管バンドでもない編成と知り、最初は正直、がっかりしたものでした。「器楽合奏ってどんな編成だろう?」と、スコアを見て確認するところから始めたのを覚えています。
 しかし、指導を重ねるなかで、器楽合奏は、誰でも参加でき、じっくりと音楽づくりを楽しめる、とても素敵な編成だとわかってきました。
 器楽合奏の良い点はいろいろありますが、奏法で悩まされることが少ないというメリットは大きいと思います。吹奏楽で使われる楽器の場合、正しい音程・美しい音色・豊かな音量に気を配るためには、奏法の習得に相当な時間がかかりますが、器楽合奏では、比較的すぐに音楽と向きあうことができます。しかしながら、合奏での決まりごとは似通っているので、吹奏楽や金管バンドと同じように指揮を振り、音楽的な意見を重ねることができるのです。

 器楽合奏の指導をするようになってからは、膨大なレパートリーがある「ドレミファ器楽」のカタログが必要不可欠になりました。部員たちと一緒にトトロの森を訪れたり、夜の星を見あげてみたり……と、数々の「音の思い出」を作ることができたのですが、なかでも昨年度、最も力を入れて取り組んだ作品が「仲間とカンタービレ」でした。
「のだめカンタービレ」の物語のような半生を歩んできた私(このコラムをお読みの方々のなかにも結構いらっしゃるのではないでしょうか?)にとって、「仲間とカンタービレ」は特別な作品となりました。半年ものあいだ、ずっと音楽的なアイデアが生まれつづけ、部員たちとともに音楽を作りあげる楽しさを味わうことができた譜面でした。まるで、私たちのために書いてくださった楽譜なんじゃないかと感じているくらいです。

 この春卒業した部員たちには、今までに取り組んだ演奏の録音を「器楽合奏作品集」として渡してあげることができました。また、音楽部での思い出を卒業文集に綴ってくれた部員もいました。みんな、器楽合奏を通して音楽を作りあげる楽しさを「ドレミファ器楽」に教えてもらうことができたのです。音で作った思い出は、大人になっても忘れることはないでしょう。もしかすると、日本でいちばん「ドレミファ器楽」に夢中になっているのは、ほかでもない、私たち熊の前小学校音楽部なのかもしれません。


名古屋市立熊の前小学校音楽部
峯 康

部員数:女子48名   ※部員数は掲載当時のものです。
モットー:全員がレギュラー! 楽しく真剣に活動しています!

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