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- シリーズ
- OS 吹奏楽オリジナル
- 解説
- ウィリアム・H・ヒルが1979年に作曲した吹奏楽曲です。この変奏曲の主題となっているのは17世紀の聖歌として有名な「セント・アンソニー」です。ハイドンはこの曲を第2楽章に用いて有名な木管重奏の曲を書き、のちにブラームスも同じ主題による変奏曲を書いています。ヒルのこの変奏曲は、まず力強い序奏により開始され、そのあとで木管楽器が「セント・アンソニー」の主題を提示します((B)の6小節目)。変奏曲は4つからなり、いずれも自由で、ダイナミックな変奏を繰り広げます。第1変奏(D)は力強くリズミカルで、第2変奏(H)は短いが美しいメロディに満ち、第3変奏(I)は舞曲風なフーガです。打楽器奏者のセットのため少し間をおいてからはじめられる第4変奏(O)は、打楽器を中心とした印象的で華やかな終章となっています。この曲はカリフォルニア州モデストのトーマス・ダウニー高校バンドの委嘱により作曲し、その指揮者ジョージ・ガードナーに捧げられました。日本では1985年のコンクールで天理高校により演奏され有名になりました。(秋山紀夫)
※この楽譜は、商品番号【OS-5】「セント・アンソニー・ヴァリエーションズ」を元にしており、少人数バンドが効果的に演奏できるように改編しています。
最低演奏人数:15人[2Fl、2Cl、ASax、TSax、2Trp、Hr、2Trb、Tub、Timp、2Perc] - ソロパート
- Fl=2小節 / Asx=14小節
- 編曲者
- 佐藤博昭
- 作曲者
- William H. Hill
- 編成
- Full Score / Fl1 / Fl2 / Ob(opt.) / Bsn(opt.) / Cl1 / Cl2 / B.Cl(opt.) / A.sx / T.sx / B.sx(opt.) / Tp1 / Tp2 / Hr(inF)1 / Hr(inF)2(opt.) / Tb1 / Tb2 / Euph(opt.) / Tuba / St.Bs(opt.) / Timp / Perc1 / Perc2 / Perc3(opt.) / Perc4(opt.)
- 使用Perc.
- Timp / (Perc1)S.D、Cym / (Perc2)Cym、Gong、S.Cym / (Perc3)B.D、Timbales / (Perc4)Chime、Glck、Xylo、Vib
- 音源CD
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M8 sounds for 吹奏楽-033(M8CD-533)(M8CD533)