
No.61 ビッグバンドノススメ
小学校の管楽器活動は、金管バンドが主流のようですが、本校では(スウィングガールズよりも前から!)ビッグバンド編成で活動しています。
ビッグバンドの良さのひとつは、サックスが入るので、金管だけよりも表現の幅が広がるということ。サックスは、運指など、演奏自体はクラリネットよりも簡単なので、小学生でも、リコーダーが吹ける子なら、速いパッセージも容易に吹くことができます。これがトランペットだと、
=140で
の連続するようなフレーズは、よほど訓練しなければ、普通の子には、まず無理。また、サックスは、ジャズのようにハードな音から、クラシックのアンサンブルのようにソフトな音まで、音色も変化を持たせることができるので、とにかく、表現とレパートリーの幅が格段に広がります。
2つ目は、もちろん、ジャズができるということです。ビッグバンドはジャズを演奏するための形態ですから、ジャズをやるのは当たり前ですが、子どもにとって、スウィングするリズムは、とにかく楽しい。音楽の原点であるリズムが、理屈でなく、体で感じ取れるということが、何よりも大きいことです。
3つ目は、練習時間が少なくてすむこと。今どきは、どこの学校も練習時間の確保は厳しいと思いますが、本校は、地元の児童が3分の1、後はみんな学区外で電車通学が多く、また、塾や習いごとが中心という、児童の特殊な実態があるので、朝は週3日正味15分くらい、午後も週2日正味30分、土曜日月1回2時間しか練習できません。そんな中でも、ビッグバンドは吹奏楽よりも楽器が少ないので、指導もなんとか行きわたらせることができます。
20年以上にわたり、中学校で吹奏楽を指導していた私にとって、小学校への異動にあたり、苦肉の策として姶めたビッグバンドですが、ジャズという新しい音楽の世界に接することができ、またひとつ、人生が広がり、豊かになった気がしています。 ジャズやるべ!
ビッグバンドの良さのひとつは、サックスが入るので、金管だけよりも表現の幅が広がるということ。サックスは、運指など、演奏自体はクラリネットよりも簡単なので、小学生でも、リコーダーが吹ける子なら、速いパッセージも容易に吹くことができます。これがトランペットだと、


2つ目は、もちろん、ジャズができるということです。ビッグバンドはジャズを演奏するための形態ですから、ジャズをやるのは当たり前ですが、子どもにとって、スウィングするリズムは、とにかく楽しい。音楽の原点であるリズムが、理屈でなく、体で感じ取れるということが、何よりも大きいことです。
3つ目は、練習時間が少なくてすむこと。今どきは、どこの学校も練習時間の確保は厳しいと思いますが、本校は、地元の児童が3分の1、後はみんな学区外で電車通学が多く、また、塾や習いごとが中心という、児童の特殊な実態があるので、朝は週3日正味15分くらい、午後も週2日正味30分、土曜日月1回2時間しか練習できません。そんな中でも、ビッグバンドは吹奏楽よりも楽器が少ないので、指導もなんとか行きわたらせることができます。
20年以上にわたり、中学校で吹奏楽を指導していた私にとって、小学校への異動にあたり、苦肉の策として姶めたビッグバンドですが、ジャズという新しい音楽の世界に接することができ、またひとつ、人生が広がり、豊かになった気がしています。 ジャズやるべ!
東京都千代田区立和泉小学校ビッグバンドクラブ “IZUMINOTES”
長岡 節
団員数:男子18名 女子22名 ※団員数は掲載当時のものです。
モットー:音楽に大人と子どもの区別はない。小学生であることに甘えない。