
No.78 新たな経験 新たな発見
大学卒業後ずっと中学校に勤めてきましたが、25年目にして初めて小学校の音楽専科になりました。異動直後は、授業はもちろん、部活がとても不安でした。私は音大声楽科出身ですが、吹奏楽の経験がないまま今まで過ごしてきたのです。楽器も吹けなければ、吹奏楽部運営の手法もなし。本や他校の指導者から学び、昨年の様子を児童や保護者に確認しながらなんとか1年目を終えました。
小学生に接して感じたのは「目がキラキラしていて、なんだかいつも楽しそう、素敵だな…。でも、やはり音楽的には、基本から教師がこまやかに手をかけていくことが必要」ということです。力いっぱい違う音を吹く金管の児童や、シンバルを持っただけでヨロヨロ動く小柄な児童を見たときは、ほんとうにびっくりしました。
座り方(立ち方)や楽器の構え方から始まり、とにかく正しい音程・音の長さを出すことにこだわりました。そうすると放課後の練習だけでは足りず、かといって、時間の延長は習い事の関係で難しい…。そこで、2校時後の休み時間・昼休みにパートごと日程を決めて練習時間を確保しました。パート練習で、個人の力量や個性がよくわかるようになりました。
小学校2年目の昨年度は、TBSこども音楽コンクールに挑戦してみました。今までコンクールに出ていない学校なので、あまり乗り気でない児童も結構いました。でも(奇跡的に)地区大会出場が決まり、コンクールの演奏が終わったとき、満足げな表情・笑顔、「楽しかった!」という声があふれました。挑戦して良かったなと感じました。結果は優良でした。レベルを高めるために、「自分がもっと勉強しなくては…」という気持ちが強まりました。
私の吹奏楽への取り組みは、まだ始まったばかり。求める音と実際に聴こえてくる音のギャップにめげず、あきらめずにやっていきたいです。中学校で合唱部を指導したときと共通することは生かし、新たな経験の中で新たな発見をして、児童たちと素敵な音楽を作っていきたいと考えています。
小学生に接して感じたのは「目がキラキラしていて、なんだかいつも楽しそう、素敵だな…。でも、やはり音楽的には、基本から教師がこまやかに手をかけていくことが必要」ということです。力いっぱい違う音を吹く金管の児童や、シンバルを持っただけでヨロヨロ動く小柄な児童を見たときは、ほんとうにびっくりしました。
座り方(立ち方)や楽器の構え方から始まり、とにかく正しい音程・音の長さを出すことにこだわりました。そうすると放課後の練習だけでは足りず、かといって、時間の延長は習い事の関係で難しい…。そこで、2校時後の休み時間・昼休みにパートごと日程を決めて練習時間を確保しました。パート練習で、個人の力量や個性がよくわかるようになりました。
小学校2年目の昨年度は、TBSこども音楽コンクールに挑戦してみました。今までコンクールに出ていない学校なので、あまり乗り気でない児童も結構いました。でも(奇跡的に)地区大会出場が決まり、コンクールの演奏が終わったとき、満足げな表情・笑顔、「楽しかった!」という声があふれました。挑戦して良かったなと感じました。結果は優良でした。レベルを高めるために、「自分がもっと勉強しなくては…」という気持ちが強まりました。
私の吹奏楽への取り組みは、まだ始まったばかり。求める音と実際に聴こえてくる音のギャップにめげず、あきらめずにやっていきたいです。中学校で合唱部を指導したときと共通することは生かし、新たな経験の中で新たな発見をして、児童たちと素敵な音楽を作っていきたいと考えています。
千葉県市川市立塩焼小学校吹奏楽部
村西 いづみ
団員数:女子50名 ※団員数は掲載当時のものです。
部 訓:美しい心 美しい響き